よるのおわり

日々を愛でる

また流れ星

夜空にスッと線を引くように、薄い橙色の流れ星が目の前をシューッと消えていった。体感的にはだいぶ長いあいだ見えていて、後半のほうは本体がモロモロと崩れていくのさえ見えていた。 見とれていて、ただ「ほー…ほー…ほー…」と心のなかで言いながら、感心…

猫と月

夕方のすこし前、散歩にでたら、塀の上に乗って向こうを一心に見つめている猫がいた。私には気づいていないようだったので、そろりそろりと忍び寄る。ビルケンシュトックのサンダルが砂利を踏む音が悔しい。 あとちょっと、というところで気づかれて、振り向…

崖の桜

谷地を見下ろす崖沿いに、桜の木がたくさん植わっているところを見つけた。季節になったらまた来よう。先の楽しみがひとつ増えた。 坂の下に見える海には陽が照っていて、きれいだった。

ピンク

花の咲いているところ、遠くのほうにピンク色の花びらのようなものが落ちており、 近づいてみると、プラスチックのコップだった。

Excellent

せっかくなので初詣の様子を観察してこようかということで、成田山に行ってきた。成田山、全国にあるのだな……。出店の様子もそれらしく (山羊汁があったりする)、風は吹いていたけれどそこまで寒くはない。おみくじは、英語表記のものを選んでみたら、大吉だ…

2018年に読んでおもしろかった本

2018年はそこそこ本を読めたような気がする。数えてみたら60-70冊くらい。でもまあ、まだまだ時間は確保できていなくて、積ん読は積み上がっていくばかりなのだけれど… そのなかで特におもしろかったものをあげておく。選に漏れたけれど、ほかにも、『いのま…

ゆっくり

朝、なぜか起きられたので、近所の浜辺に朝日を見に行った。海岸線に沿って人がたくさん待機しており、港ではエイサーまでやっていた。風は吹いていたけれど、そこまで寒くはない。空は紅くなったけれど、「初日の出」そのものは見られなかった。(気配はあ…

2018年

2018年は、ちっともじっとしてない年だった。3月はじめまでは引き続き北の国におり、帰国後すぐに南の国へ。任務を遂行して、引っ越しをして、4月、環境が大きく変わる。5月にはまた違う北の国へ行き、GW中にもかかわらず真冬なみの寒さでみごと風邪をひく。…

牛乳パック

家の牛乳がもうわずかとのことだったので、帰りがけにコンビニで1リットルパックのを買った。最近手首が酷使されているので、片手で持つと腱鞘炎になるかなという思いと、接地面積を少なくしてできるだけ温まらないようにしたいという思いを両方とも叶えるた…

自転車で行く途中、道の反対側に、しゃがんでタバコを吸っている人がいて、やや目が合う。作業着を着ていて、このあたりは工場地帯だから、きっと休憩中なのだな。おつかれさまです。 視線をふと、もとに戻すと、左手の塀の上に白い煙が立ち上っていた。少し…

歳月

学部を卒業してからもう10年になるのだけれど、当時の少なからぬ時間を一緒に過ごした人びとと、わりと大規模に集まった。人によっては本当に10年ぶりで、住んでいるところやライフステージはいろいろに変わっていたけれど、見た目や雰囲気は昔のままで、お…

夢のシャットダウン

高い柱の上に座って、はるかな下を見おろしていた。丘陵地帯に見たことのない建物群が林立している。柱の下はどこまで下がっているのかわからない。景色がいいのはうれしいけれど、落ちたら確実に死ぬ。そして、落ちずに降りられる方法がわからない。という…

水色

水色という言葉は、冬の朝の、海の水面のためにある。

寝不足

寝不足のせいか、普段は気づかなかったいろいろなものが、奇妙に目に映る。ヤシの木が枯れて、コケに覆われた、大きなつくしみたいなものが見える。タイヤショップの屋上にはこれでもかとタイヤが置かれており、よく見ると店内や店先にも山と積まれている。…

赤ちゃんの匂い

赤ちゃんのこの匂いが好きなんだよね……と、Rはくんくんと匂いをかぐ。私もつられてくんくんするけれど、いまいちよくわからない。 昨日は何をしても寝ず、夜中の散歩に連れていき、ふたつに分かれた道が合流するところまで歩き、ウシ?が飼われているのを確…

雨の匂い

夜、ひさしぶりにでかけて、帰ってきたとき、こちらに近づくにつれて雨が降っていくのがわかった。駅を出るとけっこう本降り。スーパーをぶらぶらして、10分ほど雨宿りした後、小降りになったところを見はからって、街に足を踏みだす。あとは帰って眠るだけ…

睡眠薬

偶然にも、こちらのほうで空き時間ができてしまったので、土日はひとり家にこもってお仕事。気温がかなり低くて、じっとしていると寒い。そのかわり、リラックスしながら、ひさびさに仕事を大きく進めることができた。Rにはすこし申し訳ないような気がするけ…

3日間の夢

お皿に、中身を取り出された水色のクラゲ(の皮)が乗っていたので、膨らましてもとの形を確認しようとしていた。シャーベットの入ってるメロン型の容器をひっくり返したみたいな感じだった。 修学旅行?みたいなもので沖縄の中部から北部を訪れていた。途中…

寄り道

お仕事が早く終わったので、一駅分歩いた。晩秋の陽射しのなか、高級住宅街をてくてくと。公園の木には大きなカラスがとまっており、あちらのほうからはまごうことなき三線の音が聞こえる。近寄ってみると、ベンチに座ったおじさんが脚を投げ出して、気まま…

夜の樹

寝ない児を抱っこして夜の道を歩く。明け方は真っ暗になるのだけれど、日付が変わる前の夜は、まだどことなく明るい。雲に街の灯りが反射しているのかもしれない。お墓(こちらのお墓は、私たちを威圧してくるような感じがなくて、守ってくれるような抱擁感…

秋の帰り道

陽が沈む直前の道を歩いて帰った。いつもは通らない道で、左側に広大な公園(森?)が広がっているのを知った。今度歩いてみよう。右手の見晴らしの良いセレモニーホールでは、結婚式をやっているらしく、礼服姿の若い男女がエントランスの外で談笑していた。…

丘の上の家

寝ない2週児をスリングに抱いて早朝の近所を散歩した。ここでも、朝晩はだいぶ冷気を感じるようになってきたので、分厚いパーカーをスリングの上から着て、裾でさらに包んだ。この人がこんなに外に出ているのははじめてではないかしらん。家を出て、どこに行…

犬の遠吠え

午前中、スーパーから戻るときに、救急車のサイレンと、赤ちゃんの泣き声のような声が聞こえる。(最近なんでもそう聞こえてしまう)でもヒトの声とは少し違う。 きょろきょろまわりを見渡すと、近くのコンクリート造りの建物のバルコニーで、犬が遠吠えをし…

猫の横断

信号待ちをしているとき、交差点をはさんで向こう側の歩道を、猫が待っていた。歩行者信号が青に変わって、猫が踏み出そうとすると、左折車が立て続けに通って、猫は渡れない。車が行ってしまって、青信号が点滅をはじめたとき、猫はちょっと周囲をうかがっ…

病院の鳩

病院の雨上がりの窓から2階のベランダバルコニーを眺めていたら、青空の反射する水たまりの向こうの壁のところに、鳩がちょこんと座っていた。外の方を見ていた。

雨の日曜日

早朝、家を出るときに、夜中雨が降っていた形跡を認めた。ここ数日気持ちのいい秋晴れがつづいていたし、雨は朝だけだろうと思い、折りたたみ傘はカバンに入れずに家を出た。 昼過ぎ、仕事が終わって、地下の窓のない部屋から出てくると、外では細かい雨が降…

島の週末

次に会えるのは1ヶ月後だねなんて話していた9月の中旬頃のことは嘘のようにすばやく過去のものとなり、10月の中旬の週末になっていた。金曜の夜の便で島についていて、その夜は冷蔵庫のなかの食材であり合わせの夕飯を作った。 朝、8月のデンマークからおみ…

徘徊

ゲストハウスの無機質なロビーで朝ごはんを食べながら、今日の予定を考える。今日は予備日に確保しておいたけれど、仕事は全部終わってしまったのだった。思いついたのが、今扱っている資料の出てきた遺跡に行ってみるということ。報告書やGoogleマップで場…

勾配

早朝のまだ暗い時間の通勤途中、空気が不均質なのを感じた。山の近くでは冷たい空気の塊があり、川や海の近くには暖かい空気がある。

大阪へ

名古屋で開催される展示を観ようと、一晩泊まったのだけれど、会場に朝一番で歩いて行っても、開いている気配がない。スマートフォンを取り出してもう一度確認すると、明日からとのこと。なんてこった。重い荷物を背負って30分くらい歩いて来たのが惜しいよ…