よるのおわり

日々を愛でる

2013-01-06から1日間の記事一覧

水の音

鶯谷駅近くの交差点に、中から水が流れる音のする建物がある。自転車の信号待ちでふと気づき、その一瞬間以降は忘れてしまう。温泉や銭湯ではなさそうで、たたずまいは旅館のよう。しかし看板を見ると、宿でもない様子。実は建物は吹抜けで、中に大きな滝が…

盛大にささやかに

いろいろな人に感謝しないといけないと思う.あるときは盛大に. 感謝することで相手も喜んでくれるような場合.あるときはささやかに. 白々しかったり,そんなこと言えた義理でないような場合.そう「盛大に,ささやかに,何度でも」.

下水道の湯気

早朝,下水道の鉄格子から,湯気が立ちのぼっていた. どこかの家から,温かいお湯が流されたのであろう.立派な湯気は,どことなく人の姿を思わせた. 夜中に見ていたら,幽霊に間違えたかもしれない.

さみしさ

ずっと小さい頃から,さみしさなんて圧迫して弾圧してしかるべきものと思って,そうして適当なあきらめをつづけてきて,もうそろそろいいかなと思って顔をあげてみても,ある種のさみしさはさみしさであることをやめていたものの,まだやっぱり,別なさみし…