よるのおわり

日々を愛でる

diary

雨と夜のバス

一時帰国しているRは実家に行っていて、Lとふたりの夜。これをすでに4ヶ月くらいやっているけれど、なんだかいつもとは違うような気がした。冷たい雨と強い風の夜。寒い。翌日はお客さんが空港近くに移動する日で、まだ雨がぱらつくなかをバスに乗って職場ま…

足元固め

昨年いくつか撃った弾が、ひとつは第一関門を通過、ひとつは大きな的に当たったらしい。昨年に結果がわかった2つと合わせて、これでひとまず2勝1敗で、あとの3つはこれから。これらはなんというか、自分の人生を実験台にして、隠されたルールを探り当てるよ…

クラゲゴミ銀河

土曜、あまりおいしくできなかったお昼を食べてゆっくり出かけ、銭湯に入る。ぬるめのお湯があり、Lはとても気に入っていた。周辺の行きたかったお店はみな休み。その後、山を登って山の上のパン屋に行き、反対側におりてマーケットまで。コロッケとアイスを…

余裕なし

山道を越え、たどりついた無機質な寝床では人が首を吊り。そんな夢からさめた部屋は寒くて朝まで寝ていられずに、最近はいつもごそごそ起きて、凍えそうなリビングでお茶を飲みながらお仕事をしている。それでも時間は全然足りず、見えない負債がたまってい…

雨の動物園、熱

雨の予報の土曜、ちょっとゆっくりめに家を出るとすでに雨。駅まで電車で行き、空いた車内を乗り継いで目的地まで。途中の駅がだいぶ発展していてびっくり。目的地の動物園ではやはり雨が降っており、人びとと合流してまずお昼。日本の動物園は子供向けとい…

からっぽな日々に色をつけること

先日ひさしぶりに友人に会い、自分の口から出てくる話題が過去のことや愚痴ばかりで、自分で自分が嫌になってしまった。毎日が自転車操業みたいになっていて、生き生きと語れるようなことをしていない。子育て中はこんなものかなとも思うけれど、なんとかし…

休日の職場

結婚する前は土日も関係なく大学に行っていたりしたけれど、最近はまったくそういうことをしなくなった。けれど、Lとふたりになって仕事時間が圧倒的に足りなくなってくると、いやでもなんでも休日に行く必要が生じることがある。しかし、そのあたりは立地の…

雑然とした家

日本の家は家具などを自分で揃える仕様のため、狭い家のなかは雑然としてくる。狭い家のなかでモノに囲まれていると、居心地の良さに包まれているような気持ちになるときもある。たまには、ごみごみしていて嫌になるときもある。冬の晴れた日の日照時間の長…

冬物を買う時間

都心を抜けて日帰りの出張。なかなか難しいお願いをしに行くものの、準備時間はたっぷりあったので訪問相手の書籍を読み、おもしろい内容ばかりでファンになってしまう。この大移動は先月同じことをしたのでだいぶ状況がわかっていて、当日も余裕の雰囲気。…

チョココロネ

予定の綱渡りによって医者の日程が変更になり、午前中に実験を終わらせたあと、大学から昔の所属まで自転車で。翌日の講義では教材を車内に忘れ、快特で先回りして無事に確保。電車が遅れて各停に乗っていたおかげで助かった。その次には自転車で医者まで。…

西湖

自分のことをする時間もない一方で、お仕事において、自分の都合を優先させてもらった借りは返さなくてはならない。遠いなー気が重いなーと思っていたイベントが近づき、Lの泊まりの世話の手配などを済ませて、朝から電車に乗って出発。貸切バスには間に合わ…

PH3または4

朝はゆっくり支度し、比較的遅めに家を出る。電車に乗って北の方まで。2階に上がって外の景色を楽しんでいるとすぐについてしまった。駅舎を出ると風が冷たく、だいぶしっかり冬になっている。(それでもまだ真冬ではないけれど)街を歩いて教会を見たりお店…

靴下を買うような時間

都心を抜けて関東の端から端へ。そもそも起点が遠いのでピークは自然と避けられたものの、それでも人はたくさんおり、電車を降りようとすると今まで私が座っていた席に私を押しのけて座ろうとする人に押されたりして、ああ東京は怖いところだ…などと思う。移…

風邪、そして帰国

翌日、朝から会議があったので、暗いうちに起きて、ほかの人の迷惑にならないように屋上へ。ここで仕事をするのは越してきたとき以来だなと思う。だいぶ着込んだけれど冷えてしまったようで、会議が終わって部屋に帰ると節々が冷たかった。このときからなん…

北に戻る

朝、なつかしい場所に帰りつき、すっかり寒くなったなかを、やや位置づけの変わった家まで。途中でチョコレートクロワッサンを購入。荷物を置いてシャワーを浴びて、リンゴを食べてコーヒーとパンを食べ、ほっと落ち着く。その後、街に出かけて、大学の近く…

ネックピロー

夜に南の国を出て、体力温存のため、8時間のフライトはずっと眠りっぱなし。おかげでよく眠れて、朝に日本に到着。通勤電車で心が過酷になったりしつつ、昼前には新居に到着。日本の日中の街中の気の抜けた感じ、けっこう好きかもしれない。片付けをしながら…

また南の島へ

また南の島へ。半島側はほぼ初めてで、その規模の大きさや集団構成の違いに戸惑う。空港の近くの宿は無機質で、近くのショッピングモールは殺伐とした感じ。翌朝、空港に移動するバスがなかなかやってこなくて、一緒に待っていたタンザニア出身のおじいさん…

助走、過酷な日本的コミュニケーション

帰ってきてカレー屋さんでお昼を食べ、水道の修理などが終わると夕方。また丘を降りて街まで出て、スーパーで食材や日用品の買い出し。ついでにささやかな夕食と朝食も購入。キッチンがまだ整っていないし、しばらく留守にしているあいだにゴミを置いておき…

合間に引っ越し

南の島からの戻りも空き空きで、3列で横になって眠る。すばらしい。採算がとれず廃止にならないことを望む…。胃腸の調子がまだ悪く、また、すぐに眠って朝までぐっすりだったので、機内食は何も食べず。着いた後はラテとドーナツで腹ごしらえをして(スタバ…

南の島調査

荷物を詰め込み早々と出て、予定通りに宿泊場所に到着。冷凍庫にモノを入れてくれるとのことで選んだけれど、なかなか立派なホテル。働いている人も半分以上は非日本語ネイティブかも。それでもみんなぺらぺらで本当にすごい。お部屋も古いけれど居心地は良…

深夜と大阪・滋賀とモニター

博士論文を書くときにもこんなにがんばったことはなかったぞ…というくらい朝から深夜までずっと作業をしていた1週目(とはいえ博論書きは私の場合まったく大変ではなかった)。とうてい全部ではないけれど今回には大丈夫そうなところまでなんとか終わり、ほ…

滋賀のバス

久しぶりにデジャヴュを見た。バスに乗って、滋賀の山奥の病院の前で、バタバタ振動してうるさい、壊れかけた窓の桟を押さえたとき。ただ、これは以前も同じ状況が本当にあって、そのことを覚えているので、厳密には違うのかもしれない。そういえば、デンマ…

睡眠不足、合理性、裁量

帰国後、いつものように時差と、今回は差し迫った実験作業のため深夜まで眠れず、リズムの崩壊したような生活が続いている。とはいえ、週末をまたぎ、すこしまともになってきたような気もする。歯医者や健康診断のため山を降りると、朝早くからこんなにたく…

帰国のばたばた

エストニアから帰り、月曜は朝から日本時間の話し合い。もっと眠っていたかった…。その後大学に行って解析結果の確認をして、標本の荷物を発送し、帰宅。荷造りと家の片付けを進める。翌日は大学に行って来客と興味深い議論をして、みんなに一時のお別れを言…

タルトゥ再び

学会のためエストニアへ。友人を訪ねてすでに2回来たことがあり、今回は3回目。まさかこんなに来ることがあるとは。不思議なものである。前はどちらも冬で、今回は夏なのが大きな違い。電車に乗ってタルトゥに着くころにはもう夜中で、Boltに乗ってアパート…

Aamanns

滞在許可の申請が処理されていないことが判明し、急いで再入国許可の申請に行く。学会参加のための渡航の前日、朝から予約が取れたのでLと訪問。中央駅のあたりではスーツケースを持った中学生くらいの集団と引率の先生がたくさんおり、修学旅行シーズンなの…

ラバーダックレース

ほぼ2年前に行ったきりで、展示もだいぶ変わっただろうと思われるアーケン美術館へ。南の橋を渡り、風光明媚な海辺のあたりを過ぎて、電車の駅につき、電車とバスを乗り継いで美術館へ。この面倒な経路がけっこう好き。美術館は展示の一部が改装中で、そのた…

お買い物

ここに来て夏の気候となり、街はうきうきした気分にあふれている。街を歩いて訪れた自転車屋さんは職人気質あふれるところで、すてきなベルをいくつか試して購入。「手が整備のオイルで汚れてるから…」とお店の人は控えめで、そういうところも良いなと思う。…

ホリデーホーム(後編)

木曜、けっこう冷え込んで寒い。ゆっくり起き出してきて、冷凍クロワッサンをオーブンで焼く。朝ごはんを食べたあとは自転車に乗ってお出かけ。砂に埋もれた教会を見に行く。塔の部分だけが残っており、内部を上ると平原の部分がよく見渡せた。後ろの座席に…

散々な日

更新したはずの滞在許可がなかなか来ないけれど、帰国&再入国の日程が迫っているため、なんとかしなければならない。電話をしてみると先方のミスで申請が先に進んでいないことが判明。うんざりして電話を切り(というか向こうに半ば強引に切られ)、粛々と窓…