よるのおわり

日々を愛でる

diary

森へ

街での用事をいろいろと済ませ、森へ。気づいたら、日本から続いていた鼻水と咳が治っている。 森の中は心が落ち着くような気がする。イガイガするインターネットは見ないで済み、スコールが降り、夜はカエルが鳴き、シンプルな食べ物があり、夜はよく眠る。…

復帰

飛行機に乗り、職場に数ヶ月ぶりに戻って居室移動の荷解きをして、調査用具をいろいろ引っ張り出したらもう夜。すぐに、なかなか遠い仮の住まいまで移動。この電車の混み具合、やはりどうしても好きになれない。 翌日はちょっとゆっくり起きて、また電車に乗…

フレンチトースト

引越しの朝、風邪気味のLを抱っこしながら、あまりものでフレンチトーストを作り、Lが生まれたあとに病院で繰り返し聞いていたSpotifyのプレイリストにたまたま入っていた曲をハミングしていたら、泣きそうなくらい感傷的な気分になってしまった。産後の1週…

風の音

夕方がだんだん夜に塗りつぶされていくくらいの時間帯、外に出る。今日は2020年になっていちばん寒いくらいの気候で、冷たい風が吹いている。夜ごはんを外で食べて、帰ってくるときにも、寒さは変わらなかった。 夜中、布団に入って、外で風がビューと吹いて…

夜中に台所で

3年前ここに越してきてすぐのときのことをいまだに思い出したりする。 はじめは夜のバスの情景。カナダの学会から京都を経由してこの島にやっとたどりつき、ひと足早くこちらに来ていたRの情報をもとに、駅からバスに乗って、まだ見ぬ家に向かう。当時は交通…

車の光と人生

ベランダに出てLを寝かしつけていた。向こうのほうに見えるショッピングセンターの立体駐車場のなかでは、この時刻でも時おり車が発進したりしており、テールランプの赤い光やヘッドランプがゆっくり旋回するのが見えたりした。金曜の夜、自分ではない他のた…

頬を透かして見る世界

ふだん意図的に眠りにつくときには、頭のなかで同時にふたつのことを考えるのだけれど、今回は頬から皮膚を透かして外を見ていた。頬から透けて見える世界は現実とはちょっと違っており、若干、私を喜ばせるような、私におもねるような、そんな光景が、すこ…

雨と風

夜中、雨が降っていたような気がしていたけれど、それは本当に昨夜のことだったのだろうか、以前の記憶が混濁していないか、はたまた実は夢の中のできごとだったのか、などと考えていたら、Rも「夜雨が降っていたよね」と言いながら起きてきたので、たしかに…

動物園と城

三が日の最後の日、前々から行きたいと思っていた動物園に行く。オオコウモリが丸々していてかわいい。ほどよい混み具合で快適。しかし園内にご飯を買える場所があまりなく、持ってきた食物でしのぐ。一日中遊べてしまう。 昼過ぎに出て、近くのコンビニとマ…

完璧な年明けの朝

外に出ると、オレンジ色の朝日が真正面から射し込んで、空気は冷たいものの寒いわけではなく、どことなく香ばしいようないい匂いがして、牛の鳴く声がここまで届いてきた。 完璧な年明けの朝、という感じだった。

ハンタ道攻略

コンビニで食料を仕入れ、途中のポイントまで。今日はハンタ道の最後の行程を攻略するのだ。東の湾が一望できる高台に車を停めて、北上する。高台に同時にやってきていた老夫婦は、ここから見える朝日がすごいのだと言う。たしかにそうだろうと思う。今度朝…

大晦日→元日

12/30の年内最後の買い物をしている最中から頭が痛くなり、夕飯もそこそこに早く眠らせてもらった。翌朝、体がだるく、頭もいたい。Lから風邪をうつされたか。ここ数日やたらと眠かったのはそのせいか……。普段ならなんやかやとやらなければ……という気になっ…

道端の弔い

イルミネーションを見に出かけた帰り、夜中の交差点のガードレールの切れたすぐ横の歩道で、少年たちが懐中電灯をつけて座り込んでいたのが見えた。ジュースの缶やお菓子らしきものも見えたので、あんなところで宴会でもしているのかなと思って近づいていく…

うくく

日頃からまめに掃除をしていれば年末の大掃除など必要ないと常々思っているけれど、Lが産まれてからはつねに家の中が散らかるようになり、掃除をしてもすぐに汚れるので、大きな掃除をどかんとするより小さな掃除を積み重ねるほうが良いのではないかと思うよ…

グスク

すこし仕事をしたあと、そば屋さんでお昼を食べ、博物館に行って特別展を観てきた。 いろいろなグスクをドローンで空撮した映像がナレーションもなしに淡々と写し出されているところで、その非現実的な雰囲気に感心しながらしばし見入ってしまった。多くのグ…

夜の海

夜ごはんを食べに行ったあと、海に寄ってみた。夏の台風のときに吹き寄せられた砂がまだ駐車場に溜まっていて、白熱灯のオレンジ色の光に照らされて雪みたいに見えた。やっと冬と言えそうな冷たい風が吹き始めた日で、頬にその風を感じていると、一瞬たしか…

雨の休日

風混じりの雨が降っており、町歩きのイベントは中止になった。Rについて職場に行ってすこし仕事をして、その後、大きな大きな大公園の近くのそば屋まで。1軒目は混んでおり入れず、2軒目にやっと入れる。温かさが身に染みる。この公園に来たのは夏ぶりだった…

スパイスガイド

お昼にそばを食べたあと (おいしくてお店の雰囲気も良いのだけれど、人気のところなので待たねばならないのが難)、通り道にあった石獅子を観察し、そのあと古いモーテルを改装したホテルにでかけた。敷地が開放されてガレージセールが開催されており、このあ…

中城

土日、早起きして待望のベーカリーに行き、朝ごはんを堪能したのち、近くの外国人住宅街を散策した。その後少し移動して、井戸や用水の多いのどかな集落も歩く。開店にあわせてショッピングセンターへ。人が多いのはブラックフライデーのセールのため。しか…

名前の組み合わせ

ふとした興味深い機会に連絡先を求められて、つい新姓のほうで名前を書いてしまった。そこを後にしてしばらくして、それでは私のアイデンティティの何にもアクセスできないことに気づいた。論文も文章もウェブサイトも、旧姓と下の名前で検索すれば一番に出…

シロガシラの鏡

フェンスが高く伸びているところにとまって、シロガシラが数センチの距離からカーブミラーを見ている。たいていは近くに寄ると飛んで逃げていくのに、小川を挟んで数メートルの距離に私がいるのに逃げる気配がない。じっと見ていると、鏡をしきりとのぞきこ…

幸田文

RとLが出張で留守にしており、土日はお仕事をせず、本を読んだりネットサーフィンしたりして過ごした。その過程で、幸田文のなにかの小説が目に留まった。ちょっと興味を惹かれたものの、そのままにしていた。 日曜の午後、近所のブックカフェに行くと、幸田…

そばと公園とビール

土曜、家のことを済ませて昼過ぎに出かけ、そばを食べに行った。人気のお店でいくつかのメニューは品切れになっており、私たちのすぐあとに麺は完売となり、味もなかなか良かったため、また今度来なくては、ということになった。 食後に近くの公園を抜けて海…

林道と海岸

林道を通り抜けた。わかりづらい入口を、マップを見ながら探し当て、35キロの山道を延々と。2時間かかって出口にたどり着く頃には、そろそろ夕闇が広がりかけていた。心細くなるような、自然に呑み込まれそうな道だった。 その後、西側の海岸を目的地目指し…

仕事と昼寝

午前中はプログラムの修正をして、当初の想定以上の時間がかかってしまったものの、思うとおりの出力を得た。午後にはそれで気が抜けてしまったのか、早朝目が覚めたのがひびいたか、あまり集中力が続かない。メールなどを書いたりしてずるずると過ごし、肝…

火災

目がさえてよく眠れず、なんだか胸騒ぎがして朝早く起きてしまった。twitterを見ると、首里城が燃えているというニュースが目にとびこんできて、泣きたいような悲しい気持ちになってしまった。オレンジ色の日が昇って、屋上のほうに出てみたけれど、煙や炎は…

リゾート

Rの友人の結婚式について行き、リゾートホテルに泊まった。 夕方にはバルコニーから夕日が見えて、夜にプールは青く光り、ロビーにはさまざまな人が行き交い、秋の涼しい風のなかで、ホテルは静かにざわめいていた。翌日、朝ごはんは豪華でおいしく、部屋で…

秋の夜

夜の道を歩くと、いろいろな家から明かりが漏れていて楽しい。モダンな家はどこか開放的で、オレンジの光が涼し気な雰囲気である。幅の狭い路地に古い家があちらこちらと建っているところは、人も建物も息をひそめているかのよう。 道の向こう、街路樹が街頭…

古道の祝日

夜中に雨が降り出したようで、早朝はざあざあ降りの音が響いていた。こういうときに限って、前夜洗濯をして外に干している。早朝から泣き始めたLをあやしていたら眠れなくなってしまい、結局5時から起きて書類を書いていた。午前中はそのままファミサポを利…

呼子

1時間電車に乗って、終点のひとつ前の駅まで行き、そこからさらにバスに40分乗って港町にたどり着いた。朝市の最後の10分だけ、雰囲気を感じることができた。イカバーガーを食べて腹ごしらえし、みかんを袋で買って非常食とし、静かな道へ踏み出していった。…