よるのおわり

日々を愛でる

diary

ストレルカ

大福製菓の「ストレルカ」というお菓子をみつけたので,買ってみたのだった.ずっしりした重さにもかかわらず200円.すごい.ところでこのお菓子,中に入ってるのは何だったっけ…とWeb検索すると,最初にヒットしたのはソ連の宇宙犬だった.スプートニク5号…

ヒノキ

空港で荷物の重さを計測したら、8キロくらいあった。それを背負って、終電の終着駅からひたすら歩く。なんせ終バスが20時にあるようなところで、駅前にタクシーが停まっているわけではもちろんなく。目指す宿は5-6キロ先で、ウェブサイトの案内には徒歩1時間…

ぜんざい

仕事が終わったあとにホームセンターまで行き,今度の調査に使えそうな道具を探した.そのあと,併設されているイートインに寄って,ぜんざいを一緒に食べたのだった.1日の終わりの日暮れどきで,まだ熱気がこもっているものの,だいぶ過ごしやすくなってい…

満月

昨日,カフェインレスではないコーヒーを飲んだためか,夜中ずっと,意識が覚醒していて,なんだか眠った気がせず,朝も結局,いつもより1時間ほど早く,寝床から這い出してきてしまった.(ただそのコーヒーはとてもおいしいしっかりしたコーヒーだったので…

ハリラヤソング

行きの飛行機はがらがらで,横一直線,向こうの窓まで誰も座っていないような状況だった.なんだかCAさんたちもなんだかなごやかな雰囲気.ハリラヤの歌がいくつかかかっていて,今回の滞在中,いたるところでこれらの歌を耳にすることになる.帰りの飛行機…

火花

夜中,車の助手席に乗っていて,前方に街の灯が見えていた.熱帯の道路が日中ものすごく熱せられて,夜になってもまだ熱を保ってもわもわしているような空気だった.前方を走っていた車の運転席の窓から,突如,タバコが道路に捨てられて,まだ熱いアスファ…

町内放送

朝昼夕に町内放送が鳴るところに住んでいる.私は朝の放送がお気に入りで,これを聞くとなんだか心が休まる.6時に鳴るからゆっくり寝ていられない…と妻は言うけれど,朝型の私には問題ではないのだった.ちょっと早めに起き出してお仕事をしている私は,こ…

>10年ぶりの自動車

こちらに来てから,必要にかられて,自動車に乗り始めた.免許を取ったのは10年以上前で,本当に本当に,それ以来いっさい自分で運転したことはなかった.最初は,妻に連れられて,2-3回ほど海浜公園の駐車場で練習して,そのあと公道に出た.自動車には乗っ…

ソフトクリーム

仕事帰りに、最寄りの駅で降りたあと、駅前のスーパーに入って100円の安いソフトクリームを買って、ぺろぺろ舐めながら家まで歩く。 子供の頃はこんなことできなかったなあと思い出して、大人っていいものだなと思う。また、これくらいのことで生きる喜びみ…

ジャスミン

スクーターで走って帰ってくる途中に,なんだかいい匂いにあふれた通りに出くわした.住宅街の裏道,ほかに車はまったく走っていない.夕方のほの暗くなりかけた光のなかで,そういえば,道の両端の植え込みがぽつぽつと白い.よく見ると,葉っぱの小さな,…

金色の光が緑に染まる

東京は,5月にしては記録的な暑さだったのだそうな.痛いような陽射しがつくった陰に身を縮こめて,吹き抜けていく風に汗を乾かしながら,「どうして葉っぱはあんなに柔らかいのに,風に揺れて森がふるえるときには,あんなに乾いたサラサラする音が聞こえる…

一瞬だけの光

バスの窓から見上げたマンションの7階くらいのところに、鳥よけのCDがたくさんぶら下げられていて、夕暮れの光をきらきらと反射していた。 電車の外には、遠くに、魚の皮膚みたいに光る空があって、淡い色の雲が細くシルエットになっていた。窓の外に過ぎて…

木の下

ゴールデンウィークの終わりの頃の夕方,近所のスーパーから家に帰る途中,家のあいだの空き地にふと目をやった.奥に小さな木があって,その下に机があって,ごく軽装の,おじいさんと若い男性が,ふたり向かいあって,将棋か何かを指していた.また別のと…

ブルーの日

夏のような暑さで、暖められた空気が強い風になって吹いていた。布団を干したけれど、布団干しごとめくれがって内側に落ちてしまったため、布団を干すのは諦めてしまった。 近所の初めて通る道を迷いながら郵便局に向かい、ああ暑い、ぜんざいでも食べようか…

春のスキップ

3月から4月にかけてあちらこちらをとびまわっていたのだけれど,「季節をひとつ飛ばしちゃってないですか?」と人から言われて,ああたしかに…と気づいてしまったのだった.思えば,今年は,春らしい春を体感できていないような気がする.しかし,飛ばしたぶ…

ハト

滞在先のホテルの部屋は3階にあって,街の死角のような,建物に挟まれた狭い空間が窓から見える.もう1階分低い建物の屋根がこの空間の床になっていて,舞台のように見える.東に向いたほうには建物がなく,朝日がさし込む.しばらくずっと冷たい雨が降って…

引っ越し

夜と朝かかってやっと荷物をまとめて、テーブルを解体してカーテンを外した部屋の床に座った。ふと、何にも邪魔されない窓の外を見ると、ベランダの手すりには、昨夜降った雨の残りが水滴になって垂れ下がり、その向こうに青い空と白い雲が見えた。遠景には…

春の宵

夕闇が染み渡ったあとの御所と鴨川をぶらぶらしながら帰ってきた。 御所の松は大きくて、複雑な影を空に投げかけていた。雲が一面に覆いをして、でもなんだか明るくてあたたかい空だった。人は通らず、車の音もここまでは聞こえず、右手で押す自転車の車輪が…

前準備

今日は、日中の日差しがだいぶ暖かくなっていて、空気がもう少しゆるんできたら、もう春と言っても差し支えないような頃合いになってきた。久々で職場に来たから、お昼も準備していなかったし、食料のストックも何もなかったので、まあ、これはちょうど良い…

強行軍

朝早く東京に移動したのが,まだ2月の頃だった.スーツケースを持って電車で移動するのは久しぶりのような気がする.新幹線はあっという間に着いてしまい,11時には,見晴らしの良い部屋から外を眺めつつ,作業を開始する態勢ができていた.朝は雨が降ってい…

自転車に乗りながら、何かが目に入って、視界のまわりの感覚がもさもさする。 虫…?と思いつつ角を曲がると、自動販売機の光に照らされて、雪がすらすらと舞っていた。なるほど… 対向車のヘッドライトに照らされて、また、雪が見える。雪は、光があるところ…

道路1本隔てた横には冬の海が広がっており,その道路に面したホテルの裏庭には,公園が広がっていた.ホテルというよりは家という感じで,2階建てのこじんまりした,でも居心地の良いところ.部屋の窓は公園に面していて,噴水のある大きな池を芝生が取り囲…

郊外

キャンパス街の外れの,ほとんど郊外と言っても良いような場所.セントラルヒーティングで暖かい建物の,最上階の部屋で食事を摂るために,地下の共同キッチンとのあいだを行き来する.エレベータなんかはもちろんなくて,ふかふかした階段を登り降りする.…

大晦日 その1

朝早めの時間に家を出て,東京ビッグサイトへ向かう.知人の出展のお手伝い.しかしとにかく人,人,人!! 7時半過ぎの国際展示場駅,入場規制がなくなった後の会場,会場から駅までの道,いろんな人が,川が流れるように,あっちこっちに押し流されるよう…

大晦日 その2

お仕事で遅くなって19時を過ぎた通りには、普段の5分の1くらいの人通りしかなく、急いで駅に向かう。電車を乗り継いで1時間ちょっと、海のほうの街に降り立つ。 駅から友人宅まで、バスは出ているみたいだけれど、せっかくなので歩いてみる。Googleマップで…

ススキ

季節外れの台風のような強い風が吹いていて,もう少しで雨が降り出すところだった.海に面した駅に電車が止まって,山側のドアが開いて,高い石垣の壁の手前に道路があり,道路と線路を仕切るガードレールがあって,そのガードレールの下から枯れたススキが…

高瀬川

銭湯の鏡に貼ってある広告を見比べているときだった.鏡の下部分10 cmくらいのところに,帯状に貼り付けられている,あの広告.私が見比べていたのは,韓国系の教会の広告で,なぜわざわざ隣り合った鏡に同じものを貼るのだろう…?とふと疑問に思ったのだっ…

鴨川

冬とは思えないようなぬるい曇りの日,川岸を歩いて下っていった.15:05 カラスが足を水につけて,川のなかに佇んでいる…そして行水.今日は暖かいからな…15:09 白いサギが2羽,まったく同じ動作で川のなかをそろりと歩く.15:10 イヌを抱えたおばさんが跳び…

モツ

銭湯に行こうと思ったものの,案外暖かくて,まあまた今度で良いか…とそのままスーパーに向かった.冷蔵庫のなかには訳あり品の割引で買った緑色のパプリカが入っており,これをなにかと調理して,翌日のお弁当のおかずにしたい.スーパーでは,モツのパック…

ムーアの一週間

その研究所のある一帯を,私はムーア (moor) と呼ぶことにした.一週間を通いつめて,実験やら測定やらをしていた.最寄りの駅からはバスで20-30分,研究所の目の前のバス停は,終バスの時間が18時.それを逃すと,歩いて20分離れた病院 (別のバス停がある) …

密度

冬の空気は密度が高くて硬いから、アルコールくさい吐息も、上滑りする喜怒哀楽も、私のところまでは届かない。

手袋の気分

冬に,とても寒い国に行くので,その準備をする必要があった.昨年その国に行ったときには,日本で使っている薄めの手袋が,たった1枚の布でしかないことを,冷たすぎて痛くなった指とともにまざまざと気づかされた.先日,アウトドアショップで良さそうな手…

正しい11月の終わりの雨の日曜

1日中雨の予報が出ていて,自転車は端から諦めて始発で大学に向かった.秋の終わりの冷たい雨.朝はまだぬるいけれど,日中だんだん気温が下がっていく.日曜の居室にひとり.午後には気温がさらに下がり,身体が暑さに慣れてしまっていたせいか,暖房の温度…

アルコール

蒸し暑い森のなかの昼過ぎ,虫除けを顔に塗り,さて午後もがんばろうと思ったとき,揮発したエタノールの強い匂いが鼻に達した.そのとき,強いお酒を少しやりたくなった.気つけや強壮にお酒を飲むというのは,もしかしたらこういうことなのかもしれないと…

黄金

秋の落ち着かない雰囲気が好きではない.温度や光が,どこかぼんやりたそがれていて,夏や冬のような安定した空気に包まれている安心感がない.秋晴れの太陽の光も,そのあまりの疵のなさゆえに,よそよそしい気持ちになる.春は,ゆっくりだが着実に力強く…

「半」という概念がおもしろい.マレーシア語では"setengah"という言葉がそれに該当して,たとえば"jam tuju setengah"は「7時半」,"dua ringgit setengah"は「2.5リンギット」ということになる.時間やお金のという異なった単位においても,「半」という概…

ホットコーヒー

だいぶ寒くなってきた見慣れぬ街を抜けて,単線の電車に乗り込む.乗客はほとんどおらず,まあいいかと思って,朝作った,バゲットのサンドイッチを頬張る.香ばしくて硬くておいしい.しかし口の中が荒れる.大きな乗り換え駅について,次の電車まで15分ほ…

オレンジの日

敷布団が硬くてあまり寝付けなかったけれど,とにかく山小屋で目覚めた.外ではすでに焚き火がたかれていて,お湯も湧いている.ありがたい,ありがたい.川で顔を洗った後,秋の朝日が射し込む木立のなかで,コーヒーを淹れて飲んだ.なによりもこれがいち…

夜のお茶

寝る前に,お茶でも飲みながら本でも読もうかと思って,お湯を沸かす.しかし,お湯が湧くあいだに眠気がだんだん幅を効かせてきて,布団に潜り込みたくなっていく.お湯が湧いた頃には,お茶を飲んでゆったりしたい気持ちよりは,眠りたい気持ちが大きくな…

真珠

向こうの席に座っている人がカバンから何かを取り出したひょうしに、何か丸いものが床に落ちた。コロコロ転がっていったそれを見つめたその人は、拾い上げるでもなく、駅で降りていった。 あとに残されたそれは、電車の発着にあわせて前へ転がり後ろへ転がり…

月が真ん丸で煌々としていて、駅から出てきて森のなかを歩いているとき、街灯に照らされた影と、月に照らされた影と、両方とも私についてきているのがわかった。空気も比較的ぬるくて、月の光が暖かいような気になってしまう。 こんなところに場違いな印象を…

ゼリー

風邪をひいていたときに、食欲がなくなることを危惧して、カップゼリーを買っておいた。しかし、幸いにして食欲がなくなることはなく、ふたつのゼリーは冷蔵庫のなかで冷えながら夏の終りの1ヶ月を過ごしていた。 ちなみにカップゼリーはだんぜんナタデココ…

白い犬

家のなかにはたくさん動物がいて,もう真夜中なので,毛布にくるまったり,ぐしゃぐしゃと積まれた服の山に頭を突っ込んだりしている.寝ないで動き回っているものにはドウドウと睡眠をうながし,もう眠ってしまったものは起こさないように…! みんなが眠っ…

雨あがる

ここ最近あまりにも毎日雨が降ってばかりいたせいで,晴れているという状況が物珍しいように感じられてしまった.言ってみれば,普段とは逆に,雨が降っているとなんとも思わないけれど,晴れていると「おっ,今日は晴れか…」とあらためて気づくような.ここ…

墨汁

夜中,カンカン線路を叩く音が少しだけ開けた窓から漏れ聞こえて,そのせいなのか知らないけれど,眠りが浅かったような気がする.初秋の冷たい空気が,音と一緒に入り込んできていた.朝,目が覚めたら,論文の査読結果が返ってきていて,ひとまずrejectで…

魔法

早朝の街は3割増しくらいになる. ぼんやりした灯りに照らされた幻想的な路地がちらりと見えたり,暗闇のなかでどこからか銀杏やお香の匂いが漂ってきたり,ふと袋小路に迷い込んで「こんなところがあったのか…」と戸惑ったり.今朝は,折れた先の道が急に石…

9月10日

9月10日,朝早くに目が覚めてしまい,まだ暗いなかを大学へ向かった.玄関から一歩踏み出した瞬間に,この日を境にして,夜はもう秋に変わってしまったのだということを理解した.ふだん通らない道を行き,普段は見ない街の横顔を見た.

天気の変化

朝、蒸し蒸しと重たい空気を縫うように、まだ暗いうちから職場にでかけた。重たい雲が空を覆っていて、職場について少しすると、ざーざーと雨が降ってきた。 ときどき雷鳴がして、暗い赤銅色の空から湿った風が吹いてくる。朝なのにずいぶんと暗い。雨は昼前…

麦もち

ふと通りかかった和菓子屋で、「麦もち」というまんじゅうが目に入った。買ってみる。 家に帰って、おやつがわりにぱくつきながら、どうして「麦もち」なのか考える。中身はつぶあん、それを包む皮は酒饅頭の皮をもっと薄くしてハリハリとしたような感じ。よ…

水の冷たさ

もうけっこう前のことだけれど,早朝,みたらし祭に.5時半に門が開いて,一番に入っていく.早朝だけあって,人は他に数人.広々としている.早朝だけあってか,水がとにかく冷たい.もはや,冷たいというより,痛いという感じ.5分と足をつけていられなく…