よるのおわり

日々を愛でる

diary

海に出る

荒野を走る.小高い丘のかげが池になっていて,渡り鳥がぎゃあぎゃあと喧嘩していた.水が飛び跳ねてけっこう迫力がある.その先の湿地では,すねくらいの高さの草のなかに首の長い鳥の一群がおり,20羽くらいが首だけ出して同じ方向を眺めていた.そして今…

川面の光

午前中は,明るい雲の合間から,ちょっと太陽がのぞいたりしていた.そんななか,荒野を走る.川面が凍って,複雑に光を反射してちらちらしているように見えたのだけれど,近づいてみるとそうではなく,ぼこぼこした雲のすきまからのぞく太陽を映して,まだ…

アイスクリーム・バン

家でお仕事をしていると,チリンチリンという音が下から聞こえる.なんだろうと思って窓から見おろすと,カラフルなバンが走っている.Hjem-isと書いてあって,あ,これは…と直感的に気づき,インターネットで検索するとやはり当たり.鍵とお財布を持って急…

明け方の川面には夜が映っている

すこし早めに布団に入り,すこし早めに目が覚めた.夢のなかでは,長い距離を歩いて古道を移動し,子供の頃住んでいた家の裏に生えていた竹やぶが相変わらず生えていることを確認したりしていた (原生林のようになっていた).静かな朝で,風がやんでいるため…

強風

朝から風が強く,寒い一日だった.行きの自転車は追い風ですいすいと楽に進み,しかしこれは帰りが大変だな…と考えた.夕方から雨が降るらしいので,早めに帰宅する.案の定,帰りはもろに向い風を受けて,場所によっては歩く早さと変わらない.道路を走って…

冷たい手

海までたどり着かないかなと思って,今日も走ってみたけれど,行けども行けども荒野がつづく.荒野に広がっているのは要するに湿地なのだけれど,先週末や今日みたいに寒い日は地面が凍って,長靴を履いてなくても,ある程度荒野のなかに分け入っていける.…

お掃除

街中の家から廃墟を見下ろす家に来て、(猫を撫でることの次に)最初にしたことは、掃除だった。朝の飛行機で帰省する同居人を見送った後、よいしょと腰をあげ、ゴミを捨て、台所や洗面所の水回りを磨き、テーブルを拭いてほこりを落とした。そうして物置か…

白鳥の家

荒野の先には海があるはずなのだけれど,走っても走っても行き着かない.長い直線の道の先には曲がり角があり,そこ曲がり角の先も林や丘の向うに消えていく.けれど後ほどGoogleマップで調べてみると,あともうちょっとうねうねした道を走ると,終着点に行…

花火

荒野の先のほうで花火が上がりはじめて,それは最初3ヶ所くらいだったのだけれど,だんだん増えていって,6ヶ所,9ヶ所,と止まるところを知らない.もしかして,と思って家の反対側の窓からも外を見ると,こちらでもやはり花火があがっている.こちら側は11…

2017年末

年越しは普段の日常以上に、落ち着いた場所でゆったりすごしたい。それがなんの因果か、小さな夢の国みたいなところに日付が変わるまで過ごすことになった。なんでも、23時から盛大な花火が上がり、園内で開催されているクリスマスマーケットも大晦日で最後…

2017年末

年末年始だけは (あるいはそれとお盆のときも) 東京のことが好きで,妙に人が少なくてのびのびと息を吸える電車や街を,日々を惜しむように楽しんでいたのだった.仕事場にも人がいなくなり,リラックスして仕事ができるから,ふだんの作業とはちょっと違う…

フェリーの歌

フェリーのなかでかかっていたBGMの音が大きくなって,ちょっとうるさいなと思っていた.だけれどすぐに気がつく.スピーカーから流れる既製品の音楽とは違う雰囲気.向こうのほうに目をやると,どうやらすこしへこんだブースのところで,生演奏が始まってい…

クリスマス

巨大なスーパーにRと一緒に乗り込んだ.しかし,ふたりで乗り込んでも,巨大なことに変わりはなかった.日用品や調味料,クリスマスの食材など.そのほかのお店をいくつかひやかして,気づいたらどっと疲れて,1時間半も経っていた.最後に,ちょっと気にな…

廃墟

窓の外に広がる光景を、わたしはけっこう気に入っているのだけれど、Rは、廃墟みたいね、と言う。まあわからないでもない。建設中の建物が焼け焦げた巨大生物の骨格のように見える工事現場と、その奥に広がる原野。今日は土曜で工事現場には人もおらず、窓の…

Hygge

柔らかい明かりに照らされた室内で,暖かくしながら,大きな窓の外に,工事現場と,その先に大きく広がる原野が見えている.朝8時になってやっと外が明るくなる気配がある.ガラス越しに工事現場の音が感じられるほかは本当に静かで,自身がペンを走らせたり…

巨大なスーパー

料理の体勢を新しく整えるため、帰宅途中にスーパーに寄った。目指すは1駅前にあった、あのショッピングモール。しかしそのなかのスーパーに入ってびっくり。あまりに巨大すぎて、一面に並ぶ食材を見て、何を買えばいいのかわからなくなる。あれもある、これ…

鳥公園

「鳥公園」とひそかに名付けた庭園がある.繁華街から戻ってくるときに行き当たった正方形の広い庭園で,立派な建物ときれいな並木が特徴的なところ.芝生には,カモ,カラス,カモメなどたくさんの鳥がいて,建物に付属する堀のような池にはカモがたくさん…

雪のランニング

朝,走りに出かける. 車も人も通らない,私だけの時間.よく見ると,芝生やら車の上やらに,うっすら雪が積もっている.昨夜降ったのかな.知らなかった.要塞のほうへ行くとき,陸橋の上を通る.幸いなことに陸橋は凍っていない.いつも見えるペリカンのネ…

雨の公園

雨の朝,長靴を履いて家を出て,公園の川沿いの道を通る.雨が降っているので,人通りは少ない.道はぬかるんで水たまりができているけれど,長靴を履いているので,なんでも来たまえという気分になる.公園では水鳥たちがいつも以上にゆったりしていて,水…

犬と猫

信号待ちをしているとき,犬をつれたおじいさんのかぶった帽子が風にあおられて飛ぶ.ささっと半身を動かして,はっしと帽子をつかまえて,おじいさんに渡す."Thank you"と言われる.おばさんの連れたモップみたいな黒い犬が,リードを脚に絡ませて,ひゃん…

長い帰路

午後から,知人の家へ.市内の乗り物が安くなるカードを購入しようとするも,近隣の駅の自動販売機はすべて,日曜のためか,販売を停止している.一駅歩いてもっと大きな駅にやってくるも,こちらでもだめ.そしてどこにも駅員さんはいない.事務所もない.…

人魚姫

朝,人魚姫を見に行く.日の出の頃合いをねらって,ミラーレス一眼を引っ掴んで家をとびだしてきたのは良いものの,雨がぽつぽつと降り始める.カメラって濡れると良くないよな…などと思いはじめ,先程の勢いもどこへやら,しょぼしょぼと家に戻る.しかし,…

長い散歩

昨夜は遅かったので,遅くに目が覚める.それでも外は暗く,よしそれなら…とランニングにでかける.星型の要塞を一周して戻ってくる.すれ違ったのはせいぜい2-3人. 天気もよく,昼前から散歩にでかける.前回はだんだん体が冷えてきて,途中からけっこうつ…

夜の白鳥

クリスマスパーティを抜け出して,日付が変わるすこし前くらいの街を歩いて帰ってくる.いつもとは違う場所からだったので,思い切ってルートを変えて,川のほとりを歩いてみる.真っ暗だけど,吐く息は白く見える.向こうの方まで,背の低い明かりが並んで…

すてきな朝

昨日とは打って変わって,空はきれいに晴れて明るく,風もなくて暖かい.朝の通り道には公園が含まれていて,今日はちょっと公園の中の別な道を通ってみる.池を挟んだ対岸の道は以前に通ったことがあって,もしかしたらあのあたりに出るのではないかなと予…

温室

息抜きを兼ねて温室に行った.外は寒い.風が吹いて,コートを着てこなかったことを少し悔やむ.そういえば今日は朝も空が暗くて,強い風が吹いていた.学名やデンマーク語の説明文を読みながら,これはなんだろうか…と想像しながら歩く.そうした手がかりを…

茄子の場所

窓から見ると雨が降っていないようだったので,普通の靴で出かけた.しかし外に出ると,水たまりに落ちても波紋がおこらないくらい細かい雨が降っていた.ちょっとだまされた気分.風が強くて,傘を真横にさす.お昼を食べながらぼんやり外を見ると,細い雨…

公聴会

朝起きると良い知らせが来ていた。 お昼の後、その場の流れでたまたま、博論公聴会に参加した。45分のプレゼンのあと(CandidateはPreziを使っていた)10分の休憩を挟み、審査委員からの質問と応答が1時間半。その後別室での審議を経て、無事に受理される。…

カラス2種類

こちらには,カラス (のような鳥) が2種類いる.どちらも日本のカラスとは違って,白い模様がお腹から肩にかけて割烹着のようについているのだけれど,一方は大きめで,その模様が灰色っぽく,全体にくすんだ感じ.老人みたい.もう一方は小さめで,模様は真…

寒い雨の夜

実験で遅くなった.夕方からはしっかりした雨が降り出していた.気温も下がって,寒い.帰り際,川辺の港みたいになっているところを通りかかったときに,水面に白色のぼわぼわしたかたまり (けっこう大きくて,70 cmくらいはありそう) がふたつ浮いているの…