よるのおわり

日々を愛でる

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ホリデーホーム(後編)

木曜、けっこう冷え込んで寒い。ゆっくり起き出してきて、冷凍クロワッサンをオーブンで焼く。朝ごはんを食べたあとは自転車に乗ってお出かけ。砂に埋もれた教会を見に行く。塔の部分だけが残っており、内部を上ると平原の部分がよく見渡せた。後ろの座席に…

ホリデーホーム(中編)

次の日は曇りがち。北の端のグレーネンを人の少ない朝の時間帯のうちに攻略する計画。すこし遅くなってしまい、8時半の電車に自転車を詰め込んで出かける。スーパーでLのためのパンを買い、自転車を漕いで先端部まで。砂浜は人も少なく(それでも冬よりは多…

ホリデーホーム(前編)

夏休みということで、大学のサマーハウスまで。場所はSkagen、デンマークの北の先端。冬に1日だけ訪れたものの、とにかく寒くて、浜辺の北端までは行けず、砂丘なども見られなかった。どのサマーハウスを選択するかを考えた際、この場所をもう一度訪れたいね…

ストックホルム

朝早く起きて家を出て、空港まで。電車で行くことも考えたけれど、子連れだとなかなか厳しいし、ほとんど移動で終わってしまうので飛行機にした。そこそこの混み具合だったけれどささっと入れて、朝ごはんを食べるとあっというまに搭乗。ストックホルムまで…

南の島へ調査に

時差で眠いところをがんばって起き、早朝から実験作業。そして関係各所にておしゃべりや相談。調査の準備もそろえて、朝のバスに乗って下山。医者やスーパーに行きつつ、空港へ移動。そこから飛行機をひとつ乗り継いで島まで。レンタカーに乗せてもらって豪…

アイストンビ

朝4時に起きて空港へ。旅行客でけっこう混んでおり、ヨーロッパ内のフライトは朝早くから発着するのだなということを知る。バケーションシーズンに突入してきた感じか。4月のワークショップのときと同じくヒースローに着き、お仕事をしながら時間を過ごす。…

ユラン紀行 4-5日目

さらに先に行く電車が1時間に1本しかなく、朝早く宿を出る。駅に行く途中、昨日通りかかったベーカリー(調べたら朝5時半から開いていた)でパンを入手。電車に乗って、パンと昨日買った食料とで朝ごはんにして、さらに北、半島の最北端を目指す。 フレデリ…

ユラン紀行 3日目

夜はLがまっすぐに寝てくれたので比較的よく眠れた。朝また出てくるのが遅い朝食を2段階で食べ、荷物をまとめて早めに出発。今日は電車に乗ってオールボーまで。まだ日が登らず、曇りということもあって薄ぼんやりしていた景色も、9時を過ぎると明るくなって…

ユラン紀行 1-2日目

風邪が蔓延し、思ったより長引き、本当に行けるか危ぶまれたものの、キャンセルしてもお金は返ってこないため、まあ行こうかということになった。朝早く起きて、おとといのパンと冷蔵庫の中身の一部を詰め込み、中央駅へ。電車の時間が変わっており、遅れる…

中欧紀行

ゆえあってウィーンとブルノに。お仕事のあいまに街を散歩したりした。 ウィーンはさすが王朝のお膝下という感じで、建物が豪奢でルネサンスとバロックの絵画がたくさん。驚異の部屋的な、ベゾアールなどの自然物の加工品がいろいろとおもしろい。そしてカフ…

氷の島旅行 5-6日目

ホテルですこし早く目が覚め、お仕事を継続。じきにみんな起きてきたので準備を開始。この日は暴風雨の予報になっていたので、比較的安全なレイキャビーク周辺を散策することにした。 朝食はいまいちで、気持ちが悪くなってしまう。車に乗って街に出るととに…

氷の島旅行 4日目

夜中は外で雨が降っている心地よい音がしていた。人里離れたとても奥地の静かな空気。それもあって、朝はわりと遅くまで眠っていた。外はやはりあいかわらずの雨。リビングの大きな窓から見える灰色の静かな風景が本当に美しい。 メインの建物はかつての牛小…

氷の島旅行 2日目

翌朝、時差のために早く目覚め、手持ち無沙汰なまま、この街の写真集を眺めたりしつつ、朝食の8時まで一階のリビングで過ごす。こんなだったら朝食前に散歩に行けばよかったかもしれないと思う。そうこうしているうちに朝ごはんが始まる。ごく簡単なパンとハ…

氷の島旅行 1日目

旅行の目的地の様子がまったく想像できない場合がある。今回、だいぶ遅い夏休みをとって旅行を計画した氷の島もそうだった。日本から行こうとするとなかなか大変なので、こちらにいるうちにぜひとも行きたいところとして。状況が想像できないながらも、いろ…

アフリカの毒

8月中旬の幸せな夏の雰囲気に包まれたデンマークを離れ、ひさびさぶりのアフリカへ。22時半に到着したものの、やたらと時間のかかる手続きに不条理な行列などが重なり、空港を出たのは日付が変わった後。ホテルについてシャワーを浴びて余りのブドウを食べて…

プラハ

学会のためプラハに行ってきた。LCCで行ったため、また飛行機も遅れたため、おかしな時刻につき、宿に着いたのは深夜0時を過ぎていた。デンマークと比べると物価が安くて(日本と比べるとやや高い)、こちらではあまりできない外食をめいっぱい楽しんだりし…

静かで暖かな金曜の午前中

歴史のある小さな街について翌朝、金曜だったため、おうちの人たちは学校などに行き、家には私たちが残された。よく眠れなかったらしいLとRはまた寝室に引っ込み、リビングには私と猫。外は曇り空で雪が積もっているけれど、暖炉はほんわりと暖かく、おうち…

オーデンセ

知り合いを訪ねてオーデンセまで。わたしたちの渡航前にこちらに来ており、入国に関していろいろ教えていただいたのだった。前の滞在では首都のある島から外に出たことがなく、わたしにとっては初めての遠出となる。 朝、電車に乗って、予約した席に到着する…

島の時間

こんな時期に行くべきなのかどうかわからなかったけれど、結局、経験者の言葉を信頼して、依頼された出張に行った。昨年の同じ時期に隣の島に行ったときのおぼろげな記憶を頼りに薄着で行ったところ、こちらと同じくらい寒くて大変。気温は高めなのだけれど…

奈良

用事があって奈良へ。そのついでにすこし観光する。どうせ観光地だろうと思っていたならまちは、外向きの顔と生活空間とがゆるやかに混合していくような落ち着いた町並みで、歩いていてとても楽しかった。古い家屋はどれもすてきで、今西家書院はとくにすば…

チェコ・デザイン100年の旅

ちょっと前に、「日本・チェコ交流100周年 チェコ・デザイン100年の旅」という展示を観てきた。萌え絵っぽいミュシャとか、『1984』の挿絵に使われていそうなチェコキュビズムとか、ふむふむと思いながら観た。1920年代に日本を訪れて、小笠原や富士を旅した…

長瀞

ひさびさの旅行。秩父のほうに住む友人を訪ねに。お互い不安定な身分なので、タイミングの良いときをみつけて会っておかないと、次にはいつどこで会えるかわからない。朝早く家を出て、車を走らせて数時間。暑さは変わらないけれど、緑豊かで川の流れのきれ…

三浦半島

曇り空の下でおでかけ。 葉山のマルシェはお高い雰囲気。駐車場に入る車がたくさん並んでいるものの、回転率が大きいのか、わりとすぐに入っていく。ほうじ茶ラテは香りがいいものの、やや甘すぎる。コロッケはおいしい。 海沿いに三浦半島を南下して、小網…

地球の裏側

赤ちゃん連れで国際線に乗って地球の裏側まで行くと、いろいろなことを思う。不寛容と無関心、過剰だけれどこういうときにはありがたい行き過ぎたサービス、グローバル化した社会のなかで「個性のない」ことが個性である食文化、無意識に刷り込まれている文…

福建会館

古都を歩いた日、すこし外れたところに福建会館があった。福建省出身の人びとが集うお寺で、中は涼しく広々として、とても気持ちの良いところだった。おじさんやおばさんが椅子に座ってゆったり話しており、2週間燃えつづけるという渦巻きの線香が煙をくゆら…

空調の悪い部屋

生野菜にあたったのか少しお腹をこわし、寝不足がたまった疲れが出て頭が痛くなったため、一日中ホテルの部屋で寝ていた。冷房の効きが悪くて、南向きの部屋はどんどん暑くなる。午前中に数時間眠り、目を覚ましてヨーグルトと果物を食べ、窓を開けて空気を…

奄美大島 その後

加計呂麻島に行く予定だったのをとりやめて、山道を通って1番栄えている街まで移動する。ときおり雨の降る曇り空で (結局滞在中は常にこんな天気だった)、浜には大きな波が打ち寄せて、山の上の展望台では霧がかかってなにも見えなかった。それでも、力強い…

奄美大島 1-2日目

初日、空港から島の南端まで一気に移動する。博物館やタコ焼き屋に寄り道していたため、山道に入る頃にはとっくに暗くなっており、やたらと急ぐ地元の車にびくびくしながら走る。ようやく目的地に近づいてきて、後続車のいなくなった山道で、一瞬だけハイビ…

千提寺

研究に大いに関連する対象となった千提寺の山村をやっと歩くことができた。山々を切り裂く高速道路の圧倒的な力と、人びとが大切に隠し通してきたものの重み。茨木や千里中央から、住宅地などを通ってバスが行くのもよかった。まるで別な世のことのようだっ…

初めてのみんぱく

初めてみんぱくに行った。モノレールの独特の雰囲気を通り抜けて、太陽の塔の脇の下?を通り、ラーメンEXPOが開催されているのを横目に見ながら、紅葉の公園を先に行く。白く大きな建物の中に入り、展示室へ。 週末にもかかわらず、人はそこまでおらず、眠っ…