よるのおわり

日々を愛でる

mind

Ouroboros

「それは言い訳でしょう」が「でも仕方ない」に噛みついて,本体は同じなのに.

閉じ込められている

小さい頃からずっと「閉じ込められている」と思ってきたのを,ふと思い出した.表面上は同調しているようで裏ではみんな出し抜きを狙っていた学校社会とか,「やさしさ」で厚く包まれて逃げ場のなかった家だとか,どうにもならない自分自身とか,そういった…

煩悶

言葉が感情に飲み込まれていく。 鉤縄のように投げた言葉にも回り込まれて。 こんなことを書き散らすのが精一杯。

いやはや

まったくおそろしいものです。たった一通のメールがその日の気持ちを180°変えて。ここにこんなことを書かせるのですから。

自己嫌悪

恥ずかしさと自己嫌悪で死にそう、ということを書いたとして。そのことがさらなる恥ずかしさと自己嫌悪を生む。まったく世の中はうまくできている。

平均的な姿

「平均的な姿」というのはあくまで参考でしかない. 分散を考慮しなければ,先入観に絡めとられる. そうして,自分や人を型にはめてしまう.

解釈

事実はひとつでも解釈は自由だ. どちらだって可能なのだ. 他愛のない話を,楽しかったと思い出すことも. 何も深い話ができなかったと嘆くことも.

名前のついたさみしさ

漠然としたさみしさはそれほど強力でない. 対象がいるときのほうが,かえって強かったりする. 私は,この現象をして「さみしさに名前がつく」と称している.

おだやかならざる

好きなものも嫌いなものもたくさんあって. それらに出逢うたびに,揺さぶられる.おだやかな目で外を眺め,力強く漂えたらと思うのに. 心配になったり怒ったりさみしくなったり後悔したりして. そうして,揺れて,心の遊びが埋められていく.しかし,そう…

たたかい

退屈とのたたかいは単純である. 焼き殺して灰にしてしまえばいい ※.さみしさとのたたかいは性格を異にする. 横目で見ながら,そっけなくしたり,もてなしたり. ※ リチャード・バック (村上龍 訳)『イリュージョン』 自由に生きるためには 退屈と戦う必要…

言葉と自信

行動が伴わないと自信がなくなってくる。 そうして、言葉に保証を求めるようになる。 自分にラベルを貼って、記号を求めて。 心に余裕があれば、そんなもの必要ないのに。

幸運を祈る

2月にこんなことを書いていた.もう,びくびくしない.失うなら失えばいい. 気にくわないもの,見たくないもの,得られなかったもの. それらすべて含めて,私は私だ. ※ 以下を読んで. 人間関係に興味をもてないのだけれど - はてな

不足

あなたに話したいことの半分も話せず. 話せたうちの半分も伝わったか定かでなく. 不自由な時間と臆病な自分にため息をつきながら.でも,それくらいがちょうどよいのかなと思ったりする.

どうして

A「恋人が欲しいんです」 B「どうして今さらそう思ったんですか?」 というやりとりが、数ヶ月来、頭に残っていた。 Bは、真理をついているように感じる。 Aは、弱さを見つめなければならない。

びくびく

個人のなかには臆病さと大胆さが共存する.臆病でも大胆でも,その帰結は同じ. 日々をびくびくして過ごすことになる.あるいは,それらは結果なのかもしれない. 震える心の逃げこむ先が,臆病や大胆なのか.

極端な言葉

話し言葉をあまり重視しない向きがある. だから,ときどき極端な言葉が口からとびだす.後でゆっくり考えて自分でも驚きを感じる. 周りの人はもっと驚いているのかもしれない.

はにかみ

幸せの前では控えめにしているくらいが良い. 騒いだり当然のものと思ったりしないように.平常心で,謙虚に向き合うこと. そうでなければ,ささっと逃げていくから.

矛盾

文章を書かなければならないのだ。ここに、たぶん。殺伐としながら、殺伐と闘うのだ。言葉は魔法だからね。

笑い転げる

死にそうなくらい笑い転げられるのは子供の特権なのだろうか.小さい頃,きょうだいと一緒に,よく,笑い遊び転げていた. それこそ息がつまって窒息死しそうなくらい. なにがそんなにおもしろかったのかは,おぼえていないけれど.大きくなって,そういう…

目張り

時間の密度が大きくなっている. だから,なかなか言葉が滲み出てこない.そのうち決壊するだろうか. それもよくわからない.

表現と選択

表現するとは選択するということである. いろいろな視点のうちのどれかをとるということ.物事は多面的で,それを見る視点も無限に存在する. 表現したいのであれば,そのうちのどれかをとらなければならない. 選択が,どんなに苦しいことであっても.そし…

キツネ

目に見えるカタチからは安心を得やすい. たとえ確実なナカミがともなっていくなくても.そんなこと誰もがわかっているけれど. でも,カタチ以外にナカミを確認する方法はないのでした. まあ,これは,しかたのないことだけれど.それで,カタチの安心が得…

なんかつかれたら

逃げて逃げて!自分の人生に必要のないものからは. 記号,常識,自分自身,そんなものから.そのとき,大切にしてるものを持ち出すのも忘れずに. そうすれば,いつかはきっと,逃げ切れるから.

さみしさ

ずっと小さい頃から,さみしさなんて圧迫して弾圧してしかるべきものと思って,そうして適当なあきらめをつづけてきて,もうそろそろいいかなと思って顔をあげてみても,ある種のさみしさはさみしさであることをやめていたものの,まだやっぱり,別なさみし…

言葉と原因・結果

昨年3月のあるとき,口からでた言葉に自分でも驚いた. そして,その言葉は,おそらく,どうしようもない結果をもたらした. 言葉は揺れる. けれど,揺れの源にはやっぱり自分がいる. また,その言葉は,最後の一撃を加えただけだったかもしれない. きち…

言葉はもういい

言葉はもういいからあとはするだけ、と思っていて。 しかし、これもまた言葉なのでした。 これくらいは言葉でもいいではないかと思いつつ。 しかし、やはり言葉でしかないのでありました。

とりもどす

「人間らしい生活をとりもどす」と書いて,ふと手が止まる. なにから,とりもどすんだろう? とりもどす,という時点で,すでに何かがおかしい. とられる前は,あったということだろうか. よろしい,それを手に入れる必要はとにかくあるとして. なにも「…

理解できない

人のことを理解することができると考えていた。昔。 それで、そんな自分のことを理解できていなかった。 今度は、理解できないってところから、はじめようと思う。 そしたら、もしかしたら理解できるかもしれない。 もしかしたら。

ふりをするのをやめる

ここ最近試みていることが何なのか,すこしわかった. それは,「ふりをするのをやめる」ということ. 「ふり」が,私を速く遠くへ連れていこうとしたとき. でも結局,それでは速く遠くへ行くことができないので. 控えめに丁重に,お断りを申し上げる. 君…

気づかぬふり

気づかないようにしておく,ということをしてみる. それは,敗れることがわかっている勝負みたいなものである. 選べるのは,いつ敗れることにするか,ということくらい.