よるのおわり

日々を愛でる

完璧な居眠り

居眠りをするのも難しい.

寝過ぎるとそのあと頭が冴えないし,かといって眠りが浅いと不満足しか残らない.

 

そんなこともあり,普段は居眠りをしないようにしている.

眠くなってきたら作業を切り替えたり,歩きにでかけたり.

 

しかし先ほど,完璧な居眠りがやってきた.

そこでは,居眠りをするという以外の選択肢がなくて,思い切って寝袋を広げて,その機会をいっぱいにつかまえてみた.

 

15分くらいだったか,眠りに落ちるときの意識が軽くなっていく感覚を楽しみながら,勝手に動き出した印刷機の音に目が覚めた.

 

起きるのが残念な気がしたけれど,しかしそのまま眠っていたら,きっと不完全な居眠りになっていたことであろう.

幸せなものは,いつだってちょびっとしかないものなのだ.