よるのおわり

日々を愛でる

部屋の名前

ふと気づいた

いま住んでいる部屋に,まだ名前をつけていない.

 

賃貸の部屋にはそれぞれの特徴がある.

周りの環境との相互作用で,その雰囲気が決まる.

 

街の中心地から通りを抜け,その建物の前までやってくる.

建物に入り,廊下を抜けて,部屋のドアを開ける.

 

このときに抱いた印象が,その部屋の特徴である.

それをもとに,部屋に名前をつける.

 

前に1年間住んだところは「海の底」.

前の前に半年間だけ住んだところは「朽ちた木」.

前の前の前に2年間住んだところは「照らすテラス」だろうか.

 

名前をつけると,その場所は明確に,家になる.

気に入る入らないに関わらず,とにかく居場所ができる.

 

いまの部屋,気に入っているのだけれど,まだ名前がない.

4ヶ月経っても,まだ居場所になっていないのかもしれない.

 


※ この記事を読んで.

In Myogadani, Tokyo, Japan 茗荷谷、坂を下ってつんどまり -Biotope Journal