よるのおわり

日々を愛でる

3枚の写真

イタリア料理のレストランの壁にいくつか写真があった.

 

ひとつは,剣山のようなものを持ったおじさん.

彼はそれをソーセージかなにかに突き立てていた.

肉を柔らかくしているのか,何か菌でも植えているのか.

背後には岩塩のような大きな塊が見える.

 

もうひとつは,畑.

細長いハクサイのような野菜をもった男性が写っている.

あの野菜はいったいなんなのだろう.

 

最後は,大きな鍋をかき回している男性.

かき回している棒の先端には,球形のジャングルジムみたいなのが付いている.

鍋の中には乳を煮詰めたようなものが入っている.

 

これらを見て,ふと無性に,旅に出たくなった.