イタリア料理のレストランの壁にいくつか写真があった.
ひとつは,剣山のようなものを持ったおじさん.
彼はそれをソーセージかなにかに突き立てていた.
肉を柔らかくしているのか,何か菌でも植えているのか.
背後には岩塩のような大きな塊が見える.
もうひとつは,畑.
細長いハクサイのような野菜をもった男性が写っている.
あの野菜はいったいなんなのだろう.
最後は,大きな鍋をかき回している男性.
かき回している棒の先端には,球形のジャングルジムみたいなのが付いている.
鍋の中には乳を煮詰めたようなものが入っている.
これらを見て,ふと無性に,旅に出たくなった.