したいことをすればいい。というのが,ここ数年の最重要テーマだった.
それは私にとって正しい気の持ちようだった.
このヒトコトによって忘れていた気概が思い出され,人生の選択と決断に大きな影響を与えた.
しかし,私は「したいこと」にこだわりすぎていたようだった.
したいことを思いつめるのは一部で十分.
それ以外までその必死さを拡張させると,肩に力が入って疲れてしまう.
なんでもかんでも理想や野望に近づける必要はない.
弱さとか悪さとか汚なさとか,そうしたものたちだって存在していても良いではないですか.
前向きな諦めというか,そのままを愛でる余裕が必要だったのでした.