2012-11-19 キレンジャク diary 剥製になった鳥は飛んでいないのだった. くわえた木の実を支点に,枝に固定されているだけ. 剥製になった鳥の後肢は,木の枝をつかんでいなかった. 細い後肢は,木の枝にくっつけられているだけ. 剥製の後肢は,支持器官として,かえって脆弱だった. 鳥の名はキレンジャクといった. 見た目は同じでも,その機能では,生と死のあいだに高い壁があった.