よるのおわり

日々を愛でる

ひかりの朝

夢うつつに雨音を聞いていた.
雨は明け方まで降って,止んでから,大学へ向かった.

切れぎれに残った夜が,ようやく消えたくらいの明るさ.
桜やほかの花のまわりがぼんやり明るくて.
厚い雲の後ろにはきれいな青空が見えた.

夜の最後の影が,圧倒的な朝に飲み込まれていた.