よるのおわり

日々を愛でる

梅佳代展 UMEKAYO

昨日,「佐々木マキ 見本帖」に続けて,「梅佳代展 UMEKAYO」も観に行った.

なんというか,息をするように撮られたといった感じの写真が,特大は数メートルから小さいものはスナップサイズまで,壁一面や床や天井にババっと展示してあって,梅さんの頭の中から梅さんの目を通して世界を覗いたような気分になって,ときどきニヤリ・クスリと顔がほころんだ.

切り取った日常の一瞬から,メインで写っているものだけでなく,後ろにたまたま写りこんだ部屋の様子や通行人の様子から,人と人の関係性を色濃く想像させるような,そんな写真たち.

そのかわり,観た後に,迫力ある小説を読み終わった後のような,なんだかさみしい気持ちになってしまって,思えば自分はずっと昔から,ああした距離の近い関係性から逃げていたなと,そんなことが頭に浮かんだりもした.


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余白の使い方が好き。