読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

よるのおわり

日々を愛でる

交通事故

ゴスッという音がして,自動車の走り去った対向車線を見ると,猫がいた.逃げまわる虫にじゃれつくようなふうに,歯をむき出しにして,くるくる回り狂っている.一瞬後に,事態を理解した.道路には血がぽつぽつとたれているし,表情はものすごい.首輪をしてるので,どこかの飼い猫なのかな.

なんだかいたたまれなくなって,哀しくなってしまった.あの猫は,自分にあった不幸なできごとを,どこまで理解しているのだろう.私にできることは何かあったのかな.

そんなことを考えて家に帰ると,無性なさみしさが心を覆っていた.