よるのおわり

日々を愛でる

空いた隣の座席に置いたペットボトルのなかの水が,なにかの光を反映してチャプチャプきらめく.飛行機の窓の外は夜で,たまに遠くで小さな雷明がひらめくと,その周りの雲と海が一瞬だけ姿をあらわす.

光があるときだけ,あの雲と海は存在する.