2016-02-01 恵比寿の達磨 diary よく晴れた日曜の昼下がり,山種美術館をのぞいたあと,恵比寿の街を歩いていた.道端に停まったタクシーの運転席を倒して,運転手さんが昼寝をしていた.車内には冬の午後の陽が存分に射しこんで,温室のように暖かそう.彼のもみあげとあごひげは立派につながり,おでこは禿げ上がり,体格はがっしりといかつい.そんな運転手が,気持ちよさそうに眠っている.ああもしかしたらこの人は,現代に蘇ってきた達磨なのかもしれない,と,ふとそんなことを思った.