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よるのおわり

日々を愛でる

海の朝

海の上に浅瀬みたいなところができていて、銀マットが敷かれていて、何人かと飲み会みたいなことをした後に、その上で寝たのだった。海風が気持ちよかったような気がする。

 
早朝、なんとなく目が覚めて、そこは依然として海の浅瀬の上の銀マットであって、私の眠ったところには海水が浸って来てはいなかったけれども、何人かの足元や側面は、ぴちゃぴちゃとした海水で濡れそうになっていたのだった。
 
ひとり、すでに起きている人がいて、私もその人を真似て、素足で海水のなかに踏み出していった。足首くらいまでの深さだったけれど、早朝の水は冷たくて、気持ちよく頭がしゃきっとした。太陽はまだ水平線の下にあるものの、空は夜から朝に移りはじめていて、夏らしい大きな高い雲が、悠然とした魚の腹のような深い銀色の空に浮かんでいるのが見えた。ささやかな朝日に照らされて、私たちの周りを水平線まで取り囲む海水がきらきらと波立つ。夜の終わりと朝の始まりの隙間の、大好きな時間。
 
そんな夢を見た。