よるのおわり

日々を愛でる

会釈

言葉の通じない異国の青年男性と、心を通じあわせるとまではいかなくとも、お互いに相手のことを認識していて敵意はないことを示すときに、よく、ほとんど真顔で顎をくいっと動かす動作をされることがある。感覚的には、東南アジア圏の人に多い印象。

相手からしても私はアジア圏の異国の青年男性なわけであって、そうした属性の者同士で交わす、ちょっとした秘密の匂いがする挨拶のような。

会釈とはまたちょっと違った作法。なんだかニクいなと毎回思う。