よるのおわり

日々を愛でる

すてきな朝

昨日とは打って変わって,空はきれいに晴れて明るく,風もなくて暖かい.

朝の通り道には公園が含まれていて,今日はちょっと公園の中の別な道を通ってみる.池を挟んだ対岸の道は以前に通ったことがあって,もしかしたらあのあたりに出るのではないかなと予想しながら歩く.

木が覆いかぶさる暗い階段をおりる.途中で黒い鳥がささーっと逃げていく.階段を出たところは広場になっていて,芝生の一部にきれいに敷き詰めた石畳の上に,赤い小さな実がたくさん散らばっていた.上を見上げると,姿の見えない鳥ががさごそしていて,ここは鳥の食事場にでもなっているようだった.石畳の真ん中には,白くてごわごわした毛の生えた緑の草が植わっていた.

さらに歩いていって,いつもの道に出る.公園を抜け出る近道と,公園の中にまた入っていくすこし遠回りな道との分岐点に来る.遠回りな道のほうに,真っ黄色のきれいな落ち葉が見えるので,いつもそちらのほうを選んでしまう.

今朝は,向かいから来るおじさんが落ち葉のところでかがんで,何か拾い上げる.よく見ると,誰かが捨てていったゴミだった.