よるのおわり

日々を愛でる

サバチャーハン

スーパーで,真空パックに入った魚が安くなっているのをみつけて,どうせ字は読めないからなあ…と開き直って,よく考えずにとりあえず買い物かごに放り込んだ.家に帰ってよく見ると,サバの特徴的な模様が見える.袋からは燻製の匂いがする.サバの燻製らしい.


さて,昨夜は,帰宅してから買い物に行こうとしていたけれど,面倒になって家から出るのをやめてしまった.夕飯はありあわせの食材で作らねばならない.ちょっと考えてから,朝インターネットで調べたサバの燻製の炊き込みご飯というのを思い出した.そして,今から炊き込みにするわけにもいかないけれど,冷凍庫に凍らせたお米があったのに気づいた.

というわけで,サバの燻製のチャーハン.凍ったお米を湯煎で溶かしながら (この家には電子レンジがない),真空パックを開けてサバを解体する.皮は香ばしく,身はほろほろと取れて,良い感じ.皮も柔らかくなっていたので,一緒に入れてしまおう.余った分は冷凍しておく.

まずはニンニクを炒めて,マッシュルームとパプリカも投入.これはあとで,アボカドとトマトとフリカデラとチーズとあわせて,サラダにする.むふふ.

サラダの材料を炒め終わって脂が乗ったフライパンに,お米を入れて炒め,脇に寄せたらサバを投入.塩すこし.脂が乗っていて,良い匂いが漂ってくる.サバをさらに脇に寄せて,溶き卵をフライパンの真ん中に投入した後,お米と混ぜ合わせる.そして最後にレタスの外側の硬い部分をちぎり入れて,しゃしゃっと混ぜた後に火を止めて,胡椒をひとふりして完成.


チャーハンもサラダもとてもおいしかったけれど,サバの燻製の匂いは服やまな板に染み付き,その夜ベッドに入ったときにも,かすかに香ばしい匂いがしたのだった.