よるのおわり

日々を愛でる

鳥のこと

朝,開園前の植物園を通ると,芝生にカモが2羽座っていた.芝生をぶちぶち引き抜いて,食べている.近よると,ちょっと落ち着かなさそうに立ち上がって,微妙に距離をとろうとする.けっこう冷え込んでいて寒い朝だったので,なんだか悪いことをしたように思う.

駅のホームでは,枕木にできた氷の塊の周りを歩きまわって,くちばしをつっこんでいるハトをみかけた.餌が隠れているのだろうかと思ったのだけれど,もしかしたら氷が溶けた水を飲んでいたのかもしれない.しゃがみこんで写真を撮ろうか迷っているあいだに,電車がやってきて,ハトは飛び去ってしまった.

植物園の池も,家の下を流れる川も,ここしばらくの冷え込みでだいぶ凍っている.今朝には小雪がちらついて,氷の上に落ち,ちょっと早めに帰ってきたときにも,白いボツボツが氷の上に残っていた.家の近くの川では,鳥が足を凍らせて閉じ込められているように見えたけれど,近づいてみるとそれはただのゴミだった.

市庁舎の前ではハトが死んでいた.