凍った川の表面の,氷と水が入れ替わる境目のところが橋の下に隠れている.行きの電車ではその部分がちょうど覆い隠されて見えない.帰りは,夜になっていたり疲れていたりで,氷のことを思いだす余裕がない.どうなっているのか気になっていた.
それで,昼過ぎのまだ明るい時刻に帰った日 (16時でもこんなに明るいので,だいぶ陽が長くなったものである).ふと思い出して境目を見ることができた.しゃわしゃわとした不思議な形になっていて,電車のなかでひとり,うれしくなったのだった.
ついでに,凍った川の上を,ビニール袋が風に吹かれてかさかさと滑っていくのも見た.これも大変良かった.