よるのおわり

日々を愛でる

ねこじゃらし

夜の道端に、何かがシャッシャッと通り過ぎたあとのような光の軌跡が見えて、近寄ってみると、青々としたねこじゃらしがたくさん生えていたのだった。シュッと丸まってつやつやとした穂のところに、街灯の光なんかが反射して、きらきら光っている。

 

ねこじゃらしと一緒に、お刺身についてくるタデみたいな植物も、地面を覆いつくすくらいいっぱいに生えていた。