よるのおわり

日々を愛でる

アガラガラ

研究打ち合わせが終わったあとに、遺跡見学につれていっていただく。昼もだいぶ過ぎた遅い時間、お昼ご飯も食べずに、宿舎を通り越してどんどん山奥へ。どこかレストランにでも寄るのだろうか…と思っていたけれど、ランドクルーザーがごとんごとん揺れる本当の山道に突入。同行者は「おそらくBBQをするのだろう」と言う。

果たしてそのとおり、1時間ほど車が走ったあとについたのは、この島の反対側の静かな入り江。泳ぐにはまだ寒すぎるけれど、真っ青な海が広がり、向こうのほうには灯台が見える。実はここにも遺跡があり、そこの見学と調査をひとしきり済ませたあと、横で準備されていたBBQに参加することになったのだった。

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途中、海岸に打ち上げられているふかふかしたものを指して、あれは何かと現地の研究者に訊く。彼らは、アガラガラだ、と言う。海藻のようなものらしい。ひとりが胸ポケットからチョコレートを取り出し、これに入っている、と言う。海藻入りのそんな不思議なチョコレートがあるのか…。後で調べると、本当に売られていた。(そしてお土産に購入した)

その場ですぐにメモを取らなかったので、「アガラガラ」だったか「グリンゴリン」だったか、よくわからなくなってしまった。博物館にもこの標本が展示されていけれど、それもメモするのを忘れてしまった。記憶にある限りはアガラガラだったと思っているのだけれど、本当はもっと違った名前だったかもしれない。

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