よるのおわり

日々を愛でる

総合病院

9時から検診があり、長いコの字を通り、駅を越えて、丘の上の総合病院へ。駐輪場には南京錠で閉じられた道があり、丈の高い藪がもうもうと茂っていた。

長い歴史を経てきたことがひと目でわかる館内には、すでにたくさんの人びとが待っており、強烈な夏の光で真っ白になった館内で、ソファに腰掛けていた。

ふと上を見上げるど、埃をかぶったシャンデリアが下がっており、向こうの壁にはさえない大きな油絵もかかっている。そういえば外には、壊れかけ始めている立像のようなものもあった。