よるのおわり

日々を愛でる

雨の日曜日

早朝、家を出るときに、夜中雨が降っていた形跡を認めた。ここ数日気持ちのいい秋晴れがつづいていたし、雨は朝だけだろうと思い、折りたたみ傘はカバンに入れずに家を出た。

昼過ぎ、仕事が終わって、地下の窓のない部屋から出てくると、外では細かい雨が降っている。判断を誤ったな…と思いつつ家路を急ぐ。

 

駅を降りた後も雨が降っていて、濡れながら家まで歩いてきた。お昼は微妙な気分で、近所のスーパーで買ったパニーニをトースターでカリカリにあたためる。雨が降り出してから気温がぐっと下がっていて、カーテンを開けて、窓の外の細かい雨を眺めながら、遅いお昼にする。

裏の山の上の高い松の木では、何かの鳥が枝から枝に移り飛んで、追いかけっこでもしているみたい。雨で外に飛んでいけず、家のなかで遊んでいるような感じなのだろうか。