よるのおわり

日々を愛でる

寄り道

お仕事が早く終わったので、一駅分歩いた。晩秋の陽射しのなか、高級住宅街をてくてくと。公園の木には大きなカラスがとまっており、あちらのほうからはまごうことなき三線の音が聞こえる。近寄ってみると、ベンチに座ったおじさんが脚を投げ出して、気ままに爪弾いていた。途中でみつけた教会に入ってみると、お姉さんがパイプオルガンの練習をしていた。しばし聴いて、席を立つ。なんだかすこし得した気分。

 

翌日もお仕事が早く終わり、ユザワヤに寄り道してハギレを探す。すてきな模様に惹かれて大きめのを買ってしまう。黒い当て布を探していたけど、まあいいや。帰宅して、夜、布の半分を風呂敷にした。三つ巻きがあるから、風呂敷だって縫えるのだ。

 

だいぶ寄り道をしてしまった2日間である。

 

f:id:tsutatsutatsuta:20181130204525j:image