よるのおわり

日々を愛でる

また流れ星

夜空にスッと線を引くように、薄い橙色の流れ星が目の前をシューッと消えていった。体感的にはだいぶ長いあいだ見えていて、後半のほうは本体がモロモロと崩れていくのさえ見えていた。
見とれていて、ただ「ほー…ほー…ほー…」と心のなかで言いながら、感心していた。3回唱えた願いごとが叶うのだとしたら、来世はフクロウにでもなるかもしれない。