よるのおわり

日々を愛でる

糠雨

また飛行機に乗って大きな街に行き、翌日、重厚な大学で講演をした。大きな教室に椅子をバンバン入れても見物人が収まりきらず、ありがたいかぎり。その後すぐ海のほうに移動するも、快速の仕組みがよくわからずに目的地を通り過ぎる。駅のあいだの間隔がどうしてこうも長いのか…おかげで『族長の秋』が読み進み、ちょうど陰惨な場面で下車となる。

バスに飛び乗って仕事場に行き、もう夜と言っていい時刻だったけれど、お仕事を少しでも進める。お天気レーダーを眺めながら雲の切れ間を探し、21時半頃に帰る。歩いて宿について、大きなお風呂で足を伸ばして疲れをとり、そうそうに眠る。横殴りの風に乗った糠雨は、帰り着いた後にまた本降りに変わった。翌日も早いのだった…

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