よるのおわり

日々を愛でる

風の早朝

熱帯低気圧だか台風だかが近づいてきており、早朝に外に出ると風が強かった。予報では暴風雨になっていたけれど、アスファルトの上に水たまりがあるだけで、雨は降っていない。まだ暗い空を、ばらばらとした大きな雲が覆っている。風にどうとあおられて、しゅっとした樹の枝が跳ね上がるように動く。夜中なかなか寝なかったLはエルゴのなかですぐに目を閉じて、しかし目的地のコンビニまで歩いて店内を一周したあと、同じ道をたどって帰ってきた。