よるのおわり

日々を愛でる

台南の食べ物

台湾ということで食に期待をして行ったのだけれど、こと食事に関してはそこまで私には合わなかったかな…というのが正直な印象だった。たしかにどれもおいしいのだけれど、麺はソフト麺みたいに噛みごたえがなく、スパイスが効いていたとしてもかなり優しい味で、いずれもどこかで食べたことのあるような安心する味。どれもおいしいはおいしいのだけれど、こんな食べ物があったのか! という目の覚めるような鮮烈さはない。

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ただしそれは、中国語ができないからなのかもしれない。メニューをきちんと理解できて、お店の人と言葉を使って意思疎通できれば、自分好みの味を食べられていた可能性も高い。それと、行ったお店の問題もあるかもしれない。最後の日の夜、タクシーに乗っていった都心部から離れた海産物のお店は、食感も味付けも最高で、今までに味わったことのないような風味もあって (卵と炒められていたエビが生でもなく完全に火が通るでもなくプリプリだったり、おすすめで出てきた不思議な衣 [金紗粉というらしい] で揚げられたイカがビールにぴったりだったり、茄子と一緒に炒められていた薄荷のようなスーッとする香りの葉っぱはなんだったのか…とか)、食べた食事のなかではここのが一番だった。

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一方、甘いものや飲み物は最高だった。大きなマンゴーかき氷や安くておいしいマンゴーはもちろんのこと、甘さ控えめでかみごたえのある餅?の入っている豆花は、どのお店で食べても本当においしかった。

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そして中国茶もどれも美味しく、ペットボトルでもスタンドでテイクアウトするのでも、良い香りのするお茶を手軽に飲むことができた。特に良かったのは、ファミリーマートに売っていたコールドプレスの中国茶。お茶っぱが入っていて、飲み終わった後も水を入れれば2煎目が味わえたらしいということを帰国後に知った。(ぐぬぬ…)。このお茶日本でも売ってくれないだろうか…

そのかわり、カフェインを取り過ぎて、風邪をひいていたこともあって、寝不足と頭痛にずっと悩まされた。

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