よるのおわり

日々を愛でる

呼子

1時間電車に乗って、終点のひとつ前の駅まで行き、そこからさらにバスに40分乗って港町にたどり着いた。朝市の最後の10分だけ、雰囲気を感じることができた。イカバーガーを食べて腹ごしらえし、みかんを袋で買って非常食とし、静かな道へ踏み出していった。

1時間くらい、ぶらぶらと秋の気持ち良い道を歩き、目指す海岸に到着した。数十年前に発掘の終わった遺跡は駐車場になっており、報告書に写真の出ていたのどかな浜辺にはソーラーパネルがびっしりと並んでいた。台風の影響で風が強く、白波がひっきりなしに海岸に打ちつけていた。怖かったので浜辺には降りなかった。

途中の道には、草の生い茂った高架道みたいなものがあった。あれはなにに使うのだろう。来た道とは別な道を通り、最後のほうはすこし小走りになって、本数の少ない帰りのバスに乗って、また同じ行程を逆に帰っていった。気持ちのいい1日だった。

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