よるのおわり

日々を愛でる

シロガシラの鏡

フェンスが高く伸びているところにとまって、シロガシラが数センチの距離からカーブミラーを見ている。たいていは近くに寄ると飛んで逃げていくのに、小川を挟んで数メートルの距離に私がいるのに逃げる気配がない。じっと見ていると、鏡をしきりとのぞきこみ、飛び上がってバタバタと体当たりしたりもしていた。数分経っても飛び立つ気配が見えず、暑い日だったし、そこに立ってずっと眺めていると不審者に思われるのではないかという気がしたりもして、振り返り振り返りしながら立ち去った。
後日、また同じところにシロガシラがとまっていた。同じ個体なのかしらん、と思いつつ、この日は出かける途中だったので通り過ぎた。