初めてみんぱくに行った。モノレールの独特の雰囲気を通り抜けて、太陽の塔の脇の下？を通り、ラーメンEXPOが開催されているのを横目に見ながら、紅葉の公園を先に行く。白く大きな建物の中に入り、展示室へ。
週末にもかかわらず、人はそこまでおらず、眠ってしまったLをベビーカーに乗せて、あちこち見てまわった。薄暗い室内には世界各地のさまざまなモノが静かにあふれており、研究者の撮った動画などを見ているとあっというまに時間が経った。中庭も静かに、しかしやたらと存在感をみなぎらせて、ガラス1枚隔ててそこにあった。
これはどうやって日本まで運んできたんだろう……と思わざるを得ない巨大な展示を見るにつけ、モノを収集し記録し保存せざるを得ない研究者の執念のようなものを感じて、心が踊った。梅田のあたりの喧騒と比べるとあまりに静かで、そして空間の密度が高くて、自分は本当にあの場所にいたのだろうか……と考えてしまうような不思議な魅力にあふれていた。
