よるのおわり

日々を愛でる

奄美大島 1-2日目

初日、空港から島の南端まで一気に移動する。博物館やタコ焼き屋に寄り道していたため、山道に入る頃にはとっくに暗くなっており、やたらと急ぐ地元の車にびくびくしながら走る。ようやく目的地に近づいてきて、後続車のいなくなった山道で、一瞬だけハイビームにして前を照らすと、道の脇に鮮やかな赤い花がぱっと浮かびあがる。翌朝早くに、これはハイビスカスだったことがわかるのだけれど、この時点では翌朝そんな早い時刻に車を走らせることになるとはまったく知る由もない。
宿のごはんは非常においしく、満腹で床に入る。ときおり雨がバラバラと降りつづく音を聞く。この夜、Lは発熱。
翌朝は早くから近くの総合病院に行き、インフルエンザの診断を受ける。私は予防投薬のため内科を受診。山と海に挟まれるようにしてある暖かい病院のなかで半日を過ごしたのは、なんだか不思議な体験だった。街でお昼を買い、宿に戻って、この日はおとなしくしている。
夜にはだいぶ体温が下がり、ひと安心。夜中には何度か起きたものの、翌朝を無事に迎えた。

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