よるのおわり

日々を愛でる

道端の弔い

イルミネーションを見に出かけた帰り、夜中の交差点のガードレールの切れたすぐ横の歩道で、少年たちが懐中電灯をつけて座り込んでいたのが見えた。ジュースの缶やお菓子らしきものも見えたので、あんなところで宴会でもしているのかなと思って近づいていくと、すれ違いざま、色とりどりの花束が何本も置いてあるのが鮮烈に見えた。

……おそらく、あの場所で交通事故で亡くなった友人のことを、弔っていたのだ。