よるのおわり

日々を愛でる

森の巨人

大学のインターナショナルセンターのイベントで森に行った。直線距離ではそんなに遠くないと思うのだけれど、接続が悪いのでいくつか電車を乗り継いで。メトロでなくS-togの方に乗ると、お出かけ気分が強くなる。
森までの住宅地は、1970年代頃に作られた一般庶民の典型的な集合住宅と戸建てとのことで、集合住宅はひと昔前のモダンな雰囲気がありつつ、こじんまりとして居心地が良さそうだった。戸建ての方は、生垣に囲まれた庭付きの天井が低い家が見渡す限りに並び、家の中は暖かな雰囲気で、たしかにこういう住宅地をこちらではよく見るのだった。人工の河が家の目の前を流れていて、家の窓からすぐそこに河が見える生活、良いなあ…と思う。
森にたどり着く頃にはちょっと曇りがちになっていて、だいぶ寒くなってくる。春だと思って油断した。雪もまだところどころに残っている。都心部よりも寒いのだな。森を少し行くと、ひとつめの巨人に行き着く。これを見に行くツアーなのだ。みんな思い思いに写真を撮ったりしている。
丘を越えてさらに行くと、Lがベビーカーで寝る。眠気で機嫌が悪くなってきていたので、眠ってくれて良かった。そして人工の川のほとりに、ふたつめの巨人を見る。さらに歩いて行き、売店のところで休憩。外で依然として寒いけれど、温かい紅茶がうれしい。そこから森を出て、駅まで住宅地の中を通り抜けていき、駅で解散となった。
帰りは途中の駅からバスに乗って帰ってきたけれど、最初は人がたくさんいてぎゅうぎゅうだったのが、みんなスタジアムのところでおりていき、あとは暖かい車内でずっと座りながら近くの駅までやってきた。空いていればバスはけっこう楽だし、電車よりももっと道路沿いの景色が見えて、こんなところを走っているんだとわかって楽しい。
こういう機会があると、ひとりでは知ることのできなかったようなところへ行けて楽しい。しかし、陽がさしていて明るい時間が長くなっていて、花が咲いて春のように見えても、1日外にいるとだいぶ冷えるのだということも学んだ。

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