よるのおわり

日々を愛でる

朝、カルチャー

日本時間の授業のため、またしても早朝に駅に向かっていると、またしても電車が動いていない。駅に着くタイミングでうまくやってきた代替バスに飛び乗る。前に乗ったことがなかったら逃していただろう…危なかった。
今回は途中の駅から電車が動いていたため、ちょっと雑多な感じの駅でバスは止まり、そこから電車に乗ることに。駅のプラットフォームで待っていると、そばにいた男性がふとこちらに話しかけてくる。「どこから来たの?」といきなり言われ、警戒しつつ「日本」と答えると、「中国じゃないのか〜、僕、中国に10年間住んでてさ」といった感じに話が始まった。「ラグビーする?サッカーは?」「しない」「しないのか〜、日本人のラグビープレイヤーでタメゴローってすごい奴がいてさぁ」「ところで僕どこ出身だと思う?」などなど。息が酒臭いしこの時間帯なので酔っ払っているのだろう…
すると向こうからもうひとりお兄さんが歩いてきて、彼に向かって「タバコくれよ」などと言う。「やだね」「くれよ」「やだ」「足蹴るぞ」などと言葉のうえでは険悪な雰囲気になりつつ、「ほんとかよ兄弟」「イエー」「イエー」「ヒッヒッヒ」とハイタッチをして、タバコのお兄さんは向こうに歩いて行ってしまった。緊張緩和行動だろうか…
来た電車に乗って酔っ払いのお兄さんととりとめないおしゃべりをしつつ、案の定一駅乗り過ごしたお兄さんは私と同じ駅で降り、地上に出てから握手して別れていった。最初に見たときにこの人は悪い人ではないだろうなとは思ったけれど、何事もなく終わったのだった。
大学などではあまり触れないカルチャーを浴びた朝だった。

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