よるのおわり

日々を愛でる

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

強風

強風はいろんなものを掻き乱す. 外で逢えば自分が掻き乱されて落ち着かない.一方,内にいる限りはかえって心地良い. 外が乱れている分,内の静寂が際立つので.

春のにおい

春のにおいの正体について考える.有機物のふわっとしたにおいであることは確か. ツーンとした冬のにおいとは違う,土,植物,水…. いろんなものが混じってつかみどころがない. でも桜が咲くと,そのにおいが優勢になる.特に夜,春のにおいをかぐと,心…

どうして

A「恋人が欲しいんです」 B「どうして今さらそう思ったんですか?」 というやりとりが、数ヶ月来、頭に残っていた。 Bは、真理をついているように感じる。 Aは、弱さを見つめなければならない。

かさかさ

冬になると手の甲側が乾く。そうして、落ち着かない気分になる。

びくびく

個人のなかには臆病さと大胆さが共存する.臆病でも大胆でも,その帰結は同じ. 日々をびくびくして過ごすことになる.あるいは,それらは結果なのかもしれない. 震える心の逃げこむ先が,臆病や大胆なのか.

極端な言葉

話し言葉をあまり重視しない向きがある. だから,ときどき極端な言葉が口からとびだす.後でゆっくり考えて自分でも驚きを感じる. 周りの人はもっと驚いているのかもしれない.

パンのコビト

トラックがクラクションを鳴らして先頭の車を急かした. 信号が変わってからそんなに経っていないのに.トラックが横を通るとき,コビトのマークが見えた. ちょっと憎らしい顔をしていた.

はにかみ

幸せの前では控えめにしているくらいが良い. 騒いだり当然のものと思ったりしないように.平常心で,謙虚に向き合うこと. そうでなければ,ささっと逃げていくから.

懐徳園の白梅

どこか学内で梅を見たような気がしていた。どこだろうと考えて、朝、ふと気がついた。窓から見おろす懐徳園、その庭に。人の立ち入らぬ庭で、朝日を受けた白梅。春が、確実にそこまで来ている。

忘れものの夢

以下のような夢を見た.電車内で読書に夢中になっている. 気がつくと目的の駅で,あわてて電車を降りる. しかしカバンは車内,手元には本と携帯電話だけ. ドアが閉まってカバンは行ってしまう.現実でも十分おこりそうなのでメモしておく.

睡眠に追いつく

回復のための睡眠には意地のようなところがある. 体力,すっきりした頭,精神の安定,それらの回復.起きられるけれど無理に眠ればそれだけ回復する. おいていかれないよう,睡眠に,必死に追いついていく.

都市のクラゲ

工事現場に大きなぼんぼりみたいなライトがある. 新しいガラスに白い光が照り映えるさまは美しい. これを「都市のクラゲ」とでも名づけようかと思う.