よるのおわり

日々を愛でる

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

最後のチーズ

2018年だか2019年だかにたくさん買ってきてちびちび食べていたチーズが、ついに最後のひときれとなり、底をついた。gjetostと呼ばれるノルウェーのチーズで、茶色をしており、キャラメルのような風味。薄く切ってパンにのせて食べるとおいしい。冷蔵庫で保管…

夕暮れの青

急にもやしのピリ辛サラダを食べたくなり、夕暮れのスーパーにふらりとでかける。ひとりだとこういうことができて良い。もう夏はすっかり終わったなという感じがあり (だって9月ももう終わりだもん)、風が肌寒い。 川は満潮になって、岸ぎりぎりまで、静かに…

連休の仕事

RとLが実家に泊まることになり、連休の2日間家にひとりである。先々月のときは職場に行って実験をしたりしていた。今回は、4月からずっと止まっていた論文の直しをすると決めて、朝から晩まで机に向かう。はずが、そこまで集中できなくてだらだらと調べ物を…

ブルーライトカット

最近、ブルーライトカットの度なしメガネをかけて仕事をしている。うちの家系はとても目が良く、両親は最近老眼になってきたものの、きょうだいたちを含め近眼でメガネをかけている人はいない。たぶん。というわけで、サングラスや実験用保護メガネを抜きに…

帰りは速い

月初めから勤め先が変わり、荷ほどきをしたりいろいろなセットアップをしたりしていると、あっというまに9月が終わってしまいそうな雰囲気になってきた。そのあいだもちろん普段どおりの仕事も進めているのだけれど、なんだか、思うような達成感がない。多種…

グルジア風シチューの調理はPC作業から始まる

おいしそうな写真のパッケージに惹かれてだいぶ前に買って帰ってきたロシアのよくわからない料理粉を使うことにした。写真には少なくともナスが写っており、冷蔵庫にはナスが4本入っている。料理粉の賞味期限も数ヶ月前に切れている。いま調理をすべき絶対的…

秋の夜長

夜中の2時に起きたLのお世話をしていたら眠れなくなってしまう。気づけば、Lからうつされた咳が1ヶ月以上つづいてたのが、数日前くらいにやっと治ったようだった。だいたい時を同じくして、密度の大きい夏の空気はどこかに行ってしまい、代わりに朝晩がこと…

また来ることはないだろう

近くの大きな駅に行く。メガネ屋をふたつまわった後でブルーライトカットの度なしメガネを購入。その後、前に行ってみておもしろかったなんでも屋へ。いろいろな地域の特産物を置いていたおもしろいコーナーがまるごとゲームセンターに変わっており、失望。…

球の呼吸

手のひらの上には色とりどりの小さな丸い球が乗っており、細いパイプが複雑に絡み合ったような大きな機構(岡本太郎の作らしい)の上にそれをあける。すると球はあちこちに運ばれていき、球のさまざまな色があちらこちらで点滅する。一部はそのまま水のなか…

夜の雷

雷が鳴っていたので部屋の窓から外を見ていると、水たまりが踊り始め、あっというまにスコールになった。屋根のあるところまで急いで走る人、顔をうつむけながら自転車に乗る人、安定感のある自動車、などなど。窓を開けると涼しい空気が入り込んできて、雷…

ネズミの脱出

仕事の打ち合わせのため、ひさびさに、かつて院生時代を過ごしたキャンパスへ。お昼に前々から来てみたかったお店でおいしいビリヤニを食べ、学生のときは周りで外食したり遊んだり全然しなかったな、とすこし後悔の気持ちで思い出す。(だいたいにおいて、何…

秋の空気

朝の空気がすっかり秋になっている。起きて窓を開けても、むわっとすることがなくて、どこかしっとりとして、深呼吸したくなるような涼しさに満ちている。虫の声も聞こえる。お盆が過ぎたらもう秋になってしまうという印象だったけれど、今年は8月が終わった…