よるのおわり

日々を愛でる

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

焦げたメロンパン

すこし前,メロンパンを焦がして煙を出した. あやういところで火災報知機の反応を免れた. トースターごとベランダに出して,はたき落とした.しばらくはメロンパンもそこに残っていたのだけれど. 今日見たら,すでになくなっていた. 風に飛ばされたか,…

ライト

昨日の帰宅途中,自転車のライトがふっとんでいった. ジョイントの部分が弱くなっていた矢先だった.拾いに引き返すのが面倒で,諦めてそのまま帰ることに決めた. しかしよりによってその数100 mあとで警官に止められた. 「落ちました」と言ったら笑って…

でっぱり

道路に小さなでっぱりがあって,観察してみた. 50%くらいの割合で,道行く人がつまずく. 3 cmにも満たないくらいの段差なのに.大抵,つまずく人の様子が変わらないところを見ると, つまずいたことに気づいていないのかもしれない.

じんちゃん

昨日は,前から行ってみたかったもつ焼きの店に.部位ごとに異なる旨味と食感 (衝撃的だった). キンミヤ焼酎でつくる安いサワー. もうもうと立ち込める炭火の煙.もう,ひたすら,すばらしかった.

昨日

長い不調の期間を脱し始めた感触があって,今年はじめて長い距離を自転車に乗って,お返事がきて,Kindleが届いた.荒川の桜も満開だった.

広間,ベッド,ドア

大広間にベッドがたくさん並んでいた. 豪華なホテルの部屋が体育館サイズになったような.ドアを開けて次から次へと部屋を移っていった. 気配は残っているのに人はいない.最後に開けたドアの先は,我が家だった. 戻ろうとしても,逆からはドアが開かなか…

雨と煙

煙は,雨とよく似合う. ことに,春のふんわりした雨と.そう,窓の外に眺めるゴミ焼却炉が働いている. あんなところに煙突があったの,初めて気づいた.

たたかい

退屈とのたたかいは単純である. 焼き殺して灰にしてしまえばいい ※.さみしさとのたたかいは性格を異にする. 横目で見ながら,そっけなくしたり,もてなしたり. ※ リチャード・バック (村上龍 訳)『イリュージョン』 自由に生きるためには 退屈と戦う必要…

整備不良

夢のなかでは自転車に乗っていた. ブレーキの調子が悪く,坂道が怖い. 前輪は空気が抜けてふにゃふにゃだった.起床後,通学のため自転車にまたがったとき. そんな夢を見たことを思い出したのだった.

目覚めの苦痛

大人になって良かったことのひとつに早起きがある.子供の頃から,朝,目覚めるのが早かった. きょうだいや大人が起きていない時刻に目をさます. 常識的な時刻まで,布団にじっとしていなければならない. この間ひたすらのろく進む時間が,ひどく苦痛だっ…

しあわせ

「幸せそうで良かった」「うん、これ以上ないくらい幸せだよ」と、手の平を打ち合わせたとき。私もまた幸せをもらったのでした。

言葉と自信

行動が伴わないと自信がなくなってくる。 そうして、言葉に保証を求めるようになる。 自分にラベルを貼って、記号を求めて。 心に余裕があれば、そんなもの必要ないのに。

蔵書印

蔵書印をつくった. ぽんぽん捺すのが楽しい (最初だけかもしれないけれど). つくってしまった。

大きな帽子と海水浴

夢のなかでは頭より大きな帽子を被っていた. それであるとき,鏡にうつった自分を見た. そのときはじめて,その滑稽な様子に気づいた. 気づいたのは海水浴 ※ に来ているときだった. ※ しばらくぶりに,アルベール・カミュの『異邦人』を読んだせいかもし…

ひかりの朝

夢うつつに雨音を聞いていた. 雨は明け方まで降って,止んでから,大学へ向かった.切れぎれに残った夜が,ようやく消えたくらいの明るさ. 桜やほかの花のまわりがぼんやり明るくて. 厚い雲の後ろにはきれいな青空が見えた.夜の最後の影が,圧倒的な朝に…

上野公園の春

上野公園に,いくつものゴミ箱や足場が準備されていた. 花見の季節はこうなるものなのか…それでも,早朝の公園は,私のものである. 誰が何と言っても.

擬似満月

交通標識の裏は銀色で,反射が良い. 早朝,その裏に白熱灯の光が反射していた. それで,向こうのほうに,満月があるように見えた.

笑う おこる

小学校の校歌だけはいまでも覚えている.笑う おこる べそをかくではじまる谷川俊太郎作詞の歌 ※.体育館にはピアノと木彫りの歌詞があって. 木版の文字が日を浴びて,ピアノが前奏を始める様子.みんなであわせて歌をうたうのなんて大嫌いだった. でもそ…

うどんカビ

うどんを茹でようとした. 麺がピンク色になっている部分を発見した ※. カビであることを理解するまでに数秒かかった. 白色のカビでなくて良かったと思う. ※ 賞味期限はぎりぎりで期間内だった.まあ仕方がない.

地上部

丸ノ内線の,御茶ノ水と淡路町のあいだが好きだ.外が明るくなったと思うと,川の上に出ている. JR御茶ノ水駅を見上げながら,またすぐ地下に入る.今日は,夕日のさす川面が見えた. 川の真ん中に,白い鳥があちらに飛び去っていった. 水が,真っ茶色に濁…

幸運を祈る

2月にこんなことを書いていた.もう,びくびくしない.失うなら失えばいい. 気にくわないもの,見たくないもの,得られなかったもの. それらすべて含めて,私は私だ. ※ 以下を読んで. 人間関係に興味をもてないのだけれど - はてな

グミの巣の夢

部屋の隅にグミが巣をつくって悪さをする夢を見た. それで,そのグミをひとつひとつ押し潰していく.たぶん,夜中にネズミが駆けまわる音が聞こえたせい. 壁とずいぶん近くて,部屋の中にいるかと錯覚した.でもなぜグミだったのだろうか… ※ ※ すばしっこ…

西日

今季はじめての自転車に乗った. 思った以上に冷えたため,銭湯へ.良い気になってのぼせそうになりながら,ふと見る. 西日が,高い窓の形をふたつ,壁面に投射していた.外の空気もだいぶあたたかくなってきた.

ドライアイス卸

通学途中にドライアイスの卸がある. コンクリートのたたきに大きな塊が運ばれている.年始の大雪の日は,ひときわ活気があるように見えた. きっと寒さには強いのだろうと思う.

強風

強風の日はゴミが復讐を開始する. おとなしく吹き寄せられていた隅から這い出してきて. そうして,車道に寝そべったり人にとびかかったり.うっかり大きなゴミを踏むとパンクする. 帰りは道が暗いから気をつけなければ!

歯が欠けた話

歯が欠けて,古風な歯医者に行って,大笑いしたくなる話.歯を磨いていたら,左上の第二大臼歯が欠けた.5 mm角ほどの破片の内側に,象牙質みたいなものが見えている.あわてて大学周辺の歯科に電話をかけて,2軒目で空きを当てた.その歯科医院は,見た目に…

夜空の飛行船

昨夜,建物を出たら,飛行船が浮かんでいた. 真っ黒な夜空にキラキラ照る,ぽてっとした物体. 見上げて,一瞬,上下の感覚が混乱した.もし,ヘリコプターのようなうるさい音がなかったら. もっと現実感がなかっただろうと思う.

陽気

特にどうということもないことは,わかってる. 梅とか桜とかを見たところでね.それでも見にいく気分にさせてしまう,朗らかさ. 春は,そんなものをもってる.

submit

原稿を提出するのと恋文を投げるのは似ている.入念に点検した文章をどきどきしながら放つ. そして,そわそわしながら返事を待つのだ.submitの語源を調べてみると以下のよう ※. submitは住人Aが支配者Bの前に(sub-下に)送り出されて服従させられるイ…

不足

あなたに話したいことの半分も話せず. 話せたうちの半分も伝わったか定かでなく. 不自由な時間と臆病な自分にため息をつきながら.でも,それくらいがちょうどよいのかなと思ったりする.