よるのおわり

日々を愛でる

2020-01-01から1年間の記事一覧

末端が冷える

大晦日の夕方にふらりと海まで行くのはどうだろうか、と1-2日前から考えていた。RとLはでかけていて、ひとりだ。仕事にはまあキリがついたと言える。いちおう目的地を設定して、倉庫みたいなスーパーマーケットで唯一おいしいパンを買うのだと決めた。とはい…

2020年に読んでおもしろかった本

今年読んだのは31冊。去年と同じくらい。本当はもっと読みたいのだけれど、まあ仕方ないか。関東に戻ってきて、冬が寒く、家にひとりのときにお風呂にお湯をはって浸かりながら本を読むのが楽しかった。いくつもすばらしい作品を読んだ昨年に比べると、今年…

2020年

今年は上下の振れ幅が激しい1年間だった。なによりも良かったのは、次の職が決まったこと、それもかなり理想的な形態で。どちらにしてもまた次を探さねばならないけれど、しばらくは家族そろって暮らし、腰をおちつけて研究に取り組める。「就活」で落ちつづ…

ありふれた休日

昨年の年末をどのように過ごしていたかな…とすこし考えていて、ああそうか、こんなだ、と気づいた土曜日のこと。保育園が休みになってLがおうちにいるので仕事はできない。スーパーや市場に行ってお買い物をして、外でお昼を食べたり食べなかったりして、近…

山のカフェ

近場を歩こうということで、職場のある山へ。本当の休日に建物のなかに入るのは初めてかもしれない。日曜にはやはりほとんど人がいない。 しばし歩いて、カフェへ。お昼を食べる。いいお値段がしたけれど、そのぶん長居できる雰囲気で、のんびりしている。犬…

クリスマスらしきこと

もう12月だっけ…などと思っていたらあっというまにクリスマスになってしまっており。びっくり。自分の時間感覚が4-5日遅れていて、クリスマスという基準が見えたのであわてて早送りにするような気分。 昨日は、Lが転んで歯を打ったとの連絡が入り、昼に仕事…

島の時間

こんな時期に行くべきなのかどうかわからなかったけれど、結局、経験者の言葉を信頼して、依頼された出張に行った。昨年の同じ時期に隣の島に行ったときのおぼろげな記憶を頼りに薄着で行ったところ、こちらと同じくらい寒くて大変。気温は高めなのだけれど…

低地、谷、山

低地にはススキが一面に広がっており、風が冷たいながら、よく晴れた空に映えて美しい。 湖のほうに抜けるとどこも混んでおり、谷のほうには車の行列。これはいけないと先に進むことにして、曲がりくねった山道を抜けた先の美術館へ。さまざまなこだわりのつ…

早朝の温泉

朝まだ暗いうちに温泉に入る。窓を少し開けると、冬の冷気が入り込んできて、東山で嗅いだような濃い森の匂いがする。ほかに人はいない。木々を揺らす外の風は夏の礼文を思い出させる。体を伸ばしたりしながら、世界のすべてがここにある、などと思う。

ヨコスカ

朝から車に乗って大きな複合モールに行き、必要なものをいろいろ買っているとLがぐずりだす。さっき購入したソフトフランスパンというものをあげるとぱくぱく食べる。お腹が空いていたのだな。大人が食べてもしっとりしていて、少し甘くて、懐かしい味。 そ…

理想的な雨の休日のひとつ

朝から雨が降ったり止んだり。そしておそろしく寒い。ぐっすり眠って起き出し、学会をぼやぼや眺めたりしているとあっという間に午前が終わる。郵便局に行ったら雨がたくさん降ってきて、その先の予定も断念した。 お昼は残り物で適当なスープを作り、冷凍食…

寒さとカレー

前の職場に行き、得られたデータについて議論。こういうとき、職場が近いのは便利。前職の職場はむしろ今の職場よりも近い。自転車を走らせていると雨がぽつぽつ落ちてきて、着いた後には本降りに。帰りは自転車は無理だな… 別な部署では、翌日機器のデモが…

いろいろな不調

いろいろ細かなことに時間が取られて、仕事の本体があまり進まない。まとめたいデータはたくさん溜まっているのだけれど、それを解析して、背景知識を学んで議論して、論文を書いていく時間が圧倒的に不足している。良くない。けれど今は仕方ないので、少し…

歩く休日

午前中、ベビーカーを押して先日みつけたパン屋へ。お昼に食べる分をホクホク買い込み、近くのスーパーと和菓子屋へ。帰りにコーヒー屋で温かいのを求め、手を温めながら帰宅。 午後にはまた同じ方で約束があり、ものすごい坂道を登って到着。寒いなか帰宅。…

秋の見通し

メールを書いたり金勘定をしたりしていたら1週間が終わってしまった。データ解析をしたり論文を書いたりしたいものも溜まっている。どうしてこう、分散しないで一度にどかっとやってくるのだろう。とはいえ、やる気がない状態よりよっぽど良いので、粛々と片…

ひとりのホテルの夜

一日の用事が終わり、何度か通過することはあっても降りたのは初めての駅にあるホテルに夕方たどり着き、荷物を放り出して一息ついて、さて夕食を買い出しに行こうとエコバッグだけ持って再び出かける。駅にはショッピングモールが隣接していて、駅に近い側…

北の地

久々の、飛行機に乗る出張へ。空港はビジネスの人か観光の人に二分している感じで、いくぶん、いつもより殺伐さが増しているように思う。GWの頃に比べればかなり人が増えているけれど、それでも普段より少ないかもしれない。 北の地では雪が積もっていたりな…

灯台とシャボン玉

灯台へ行く。秋晴れで暖かいけれど風が冷たい。通り道のショッピングモールでお弁当を購入し、夏には海水浴客で満員で入ることのできなかった駐車場へ。上り坂を通って、入台料?を払って灯台に登る。灯台ウィークだったためか、万国旗なんかで飾りつけられ…

「こごと」

午前中から出かけようと思っていたけれど遅くなる。結局お昼ぎりぎりに家を出る。想定していた通り、この時間だと電車は空いていて、座ってラップトップを開いてお仕事。 目的地について、まずは腹ごしらえ。実家が近いのでよく知った駅だけれど、大人になっ…

飛び石

せっかくのフリーな日曜なのだけれど、寝不足もあって調子が上向かず、『百年の孤独』を読み進める。その前に読んでいた『彼方なる歌に耳を澄ませよ』の感想をつらつらと読んでいたら、百年の孤独に通じる、というものがあってすこしびっくり。前者を半分く…

ネパール料理と散歩

ものすごく久しぶりに都心まで出ていった。ごはんを食べずに昼過ぎから出ていったので、14時前に目的のネパール料理屋さんへ到着。そばがきのセットを頼む。すべてのレベルが高く、付け合せの副菜も未体験の味でおいしい。よく通る駅でもないのに、都心に出…

秋のタバコ

端っこの部屋は住居の廊下を我が物顔に占拠しており、階によっては実にフリーダムな世界が広がっている。秋の透明な陽の光が差し込むある朝、階段を駆け降りているとそうした部屋の前の廊下のひとつが煙でもくもくしていた。何事かと引き返してよく見てみる…

折脚

土曜はお仕事。日曜はお散歩。 午前中は買い出しにでかけ、ソーセージの切れ端や和菓子をホクホクと購入し、玄米を買うとトイレットペーパーがついてきて、最後に充実したスーパーでお昼の材料など買って帰ってきた。 午前のおでかけで眠っていたLが起き、お…

野毛山

土曜は1日中雨だったけれど、日曜は曇り。それではということで、かねてより行こう行こうと言っていた動物園へ。洗濯をして家を出て、現地につくともう11時。お昼時には混みそうだねということで、これまたかねてより行きたかったインドカレーのお店へ。お店…

早朝

すこし早く起きた。Lが生まれる前は毎日こんな時刻に起きていて、そのまますぐに研究室に行っていたりしていた。居室はいつも東向きだったような気がしていて、真っ暗な窓ガラスがだんだんオレンジ色になっていく様子を懐かしく思いだす。 さて、外を見ると…

会員制のスーパー

機会があって、とある会員制のスーパーへ。雨だからか混んでおり、人々は没交渉で、どうにかして他人を出し抜こうとしているみたいに見えた。満員の通勤電車みたいな雰囲気。 品物を見てもなんだかあまり欲しいと思えるものがなく、それでもいろいろと買って…

秋雨

朝から近くのホームセンターに行き、Lの机を探す。雨なので車で。キャンプにも使えるものが展示品で安くなっていて、まあこんなものでいいか、と購入。私はこういう半端なものは無しでなんとか済ませたいと思うたちなのだけれど、Rはそうではないらしく、ひ…

秋の冷たい雨

秋は苦手だけれど、秋の雨は好きだ。雨が降りはじめると気温がぐっと下がって、冬のような肌寒さが急にやってくる。夏のエネルギーをまだすこし残した植物の緑が雨に濡れて、人びとも動物もじっと気配を薄くする。ずっと降り続くのじゃないかと思うような雨…

秋の夜

夜、窓を開けると、黒色の高い空に白い月が浮かんでいて、空気は冷たかった。夏には、空は紺色で、月は黄色に見えるのに、もう季節が変わったのだな。 眠れない夜、窓の外の車の音を聞いていた。真夜中には車の音が少なくなる……などと思っていたらいつのまに…

消費の秋

都会に出て歩き回る。 会社員時代にたまの贅沢で食べていた浅野屋のパンを買い (Rが食べたことがないとのことだったので)、冬用の自転車ウェアを求め、アウトドアショップの集まるところで器を購入した。お昼にテイクアウトしたデリを秋晴れの涼しい広場でお…