よるのおわり

日々を愛でる

秋の夜

夜、窓を開けると、黒色の高い空に白い月が浮かんでいて、空気は冷たかった。夏には、空は紺色で、月は黄色に見えるのに、もう季節が変わったのだな。

眠れない夜、窓の外の車の音を聞いていた。真夜中には車の音が少なくなる……などと思っていたらいつのまにか眠っており、目覚めた頃には朝の出勤の大きな交通量の音がしていた。