よるのおわり

日々を愛でる

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

中城

土日、早起きして待望のベーカリーに行き、朝ごはんを堪能したのち、近くの外国人住宅街を散策した。その後少し移動して、井戸や用水の多いのどかな集落も歩く。開店にあわせてショッピングセンターへ。人が多いのはブラックフライデーのセールのため。しか…

名前の組み合わせ

ふとした興味深い機会に連絡先を求められて、つい新姓のほうで名前を書いてしまった。そこを後にしてしばらくして、それでは私のアイデンティティの何にもアクセスできないことに気づいた。論文も文章もウェブサイトも、旧姓と下の名前で検索すれば一番に出…

シロガシラの鏡

フェンスが高く伸びているところにとまって、シロガシラが数センチの距離からカーブミラーを見ている。たいていは近くに寄ると飛んで逃げていくのに、小川を挟んで数メートルの距離に私がいるのに逃げる気配がない。じっと見ていると、鏡をしきりとのぞきこ…

幸田文

RとLが出張で留守にしており、土日はお仕事をせず、本を読んだりネットサーフィンしたりして過ごした。その過程で、幸田文のなにかの小説が目に留まった。ちょっと興味を惹かれたものの、そのままにしていた。 日曜の午後、近所のブックカフェに行くと、幸田…

そばと公園とビール

土曜、家のことを済ませて昼過ぎに出かけ、そばを食べに行った。人気のお店でいくつかのメニューは品切れになっており、私たちのすぐあとに麺は完売となり、味もなかなか良かったため、また今度来なくては、ということになった。 食後に近くの公園を抜けて海…

林道と海岸

林道を通り抜けた。わかりづらい入口を、マップを見ながら探し当て、35キロの山道を延々と。2時間かかって出口にたどり着く頃には、そろそろ夕闇が広がりかけていた。心細くなるような、自然に呑み込まれそうな道だった。 その後、西側の海岸を目的地目指し…

ヤンバルクイナのぶらんこ

やんばるの宿で、明け方、ゆめうつつにヤンバルクイナを見た。子鳥がちょうどヤンバルクイナサイズのぶらんこに乗って、親鳥が押している。 あとで気づいたけれど、もちろんこれは夢だった。 ヤンバルクイナのぶらんこ

灯台の話

11月1日は灯台の日だということらしい。最近 (といってもここ数年だけれど)、灯台が登場する小説をよく読んでいる。そしていずれもおもしろい。せっかくなので紹介してみることにしようかな。ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』 静かな静かな物語。人の心理や会…