よるのおわり

日々を愛でる

みんなもっと長靴を履けばいいのに

強い雨と風が窓に叩きつける朝、本当は今日もお休みでいいのではという気がしつつ、いちおう登園しても良くなっているし、わたしは検診に行かねばならないしで、急いで家を出る。午後からは晴れるようだったけれど、今のところは外に出れば10秒で靴下までぐしょぐしょになること必至だったので、慌てて長靴を取り出す。インソールが足りないことに気づいたけれど、入れている時間はない。Lを急かして家を飛び出す。
保育園にLを預け、意外とすぐに来たバスに乗り、駅に着くともうピークの終わった時間帯。電車に乗って目的地につき、検診着に着替えてものの30分程度で終了。休暇になっているので (のにもかかわらず)、近くの大きな駅に行き、カフェでPCを開いてお仕事。しばしお仕事ののち、同じ建物に入っている靴を少し見て (最近のもたついたコレクションはどんな人が履くというのだろう)、別な駅に移動しようとしたところ、ずっと行きたかったお店がたまたまこの駅のデパートに臨時出店していたことを思い出す。はやる心をおさえて到着すると、目的の塩鶏はまだあり、ほくほくとしながら購入。実店舗は混みすぎていることもあってしばらく行けていないのだった。
このあたりから晴れて暑くなりはじめ、長靴が場違いな雰囲気になってくる。みんなもっと長靴を履けばいいのに。嵐では靴下まで濡れてしまうであろうに。
ひと駅乗って臨海方面に行き、閑散とした商業ビルの中のクリニックで狂犬病の予防接種。10年前の初アフリカ渡航時に受けたいろいろがすでに失効しているらしいことも聞く。今回のものも含めて、ものによってはだいぶお金がかかるので、健康はなによりも大事ではあるけれど、考えてしまう。お医者さんの専門的な話をふむふむと拝聴。職人肌な人の専門知識はどこで聞いても本当におもしろいと思う。こちらもすぐに終わり、早めの電車で帰宅。靴底の薄い長靴で歩き通したため、足の裏が痛くなってしまった。
その夜は塩鶏でひとりの宴会となった (Lはあまりお気に召さず)。家に帰ってからだんだんだるくなってきて、インフルエンザか風邪がいよいよLから伝染したかと思ったものの、ワクチンの副作用であるらしかった。翌日とその次の日も風邪をひいたのか判断に迷うだるさが続き、私が予防接種を受けるときにはどうしていつもその前にLが風邪をひいて私に感染しかけているときが多いのだろう…ということを思う。このだるさをあと2回も乗り越えないといけないのか…つらいな…