よるのおわり

日々を愛でる

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

砂肝の石

電車に乗って海の方におでかけ。途中の駅で持ち帰りのお寿司を購入。降りて線路沿いを歩くけれど、風が強くて本当に寒い。良さそうな公園があり、池のほとりに空いたひなたのベンチで弁当を広げる。温かいお湯を持ってきたのでインスタントのワンタンスープ…

携帯電話を持つのをやめたときの話

私が大学生だった頃、スマートフォンなどはまだ一般に普及していなくて (修士の1年にとある外資系企業の就活インターンに行って、その先で社員さんが第一世代のiPhoneを使っていたのを見て、こんな携帯電話があるんだ、と驚いたのがスマートフォンとの初めて…

春のようなお寺の日

都心に出ているR・Lと落ち合う。2月なのに気温が20℃以上にあがり、まるで春のよう。 ラッシュが終わったけれどまだ空いているわけではない電車に乗り、運良く座って仕事を進めながら、長い時間かけて移動する。目的の駅に降り立ち、合流したあと、家から持っ…

余白をもっと

複数の仕事の充実した時期が重なったため、すこし気持ちの調子を崩していたようだった。Lが生まれてから慢性的な仕事時間不足に陥っていて、あれもこれも理想とは程遠い進行状況で、自由にできる時間が手に入ったらすこしでも仕事を進めたく思う。そうした気…

ひなたのカフェ

狭い店内で回転率を重視したショッピングセンターに入っているチェーン店のカフェと違い、駅ビルに入っているチェーン店のカフェは広々としたワンフロアにゆったりと人びとが居座っている (近くの大学の学生が客の2/3以上を占めているような気がする)。駅ビ…

パンのおまけ

自覚はないのになんだか非常に疲れており、気持ちが上向かない。いつもいつも本当に足りない仕事時間を歯がゆく思いながら、やろうと思っていたことが中途半端のまま職場を後にして歯医者に向かう。その途中、翌朝のぶんを買っておこうとパン屋に寄り道。硬…

ダウナーな金曜日

月曜から金曜までLとふたりで過ごしており、しかしとても世話が楽になったと感じる。夜に長く寝てくれるようになったし、言葉が通じるようになっていて、あちらの気持ちに寄り添いながら粘り強く説得?していると、しばらくして泣き止んでくれる。夜ごはんは…

骨折した右手が震えたあの日のこと

高3の冬の体育でソフトボールがあって、捕球のときに球が跳ねて右手親指の付け根に当たった。当たった瞬間に「これはやってしまった」という思いがあって、その場で手を挙げて授業を早退した。後からその部位が腫れ、吐き気が襲ってきたので、本当に骨折して…

憧れのホットスナック

車が故障して修理に出していたのが直ったと連絡がある (オルタネーターというところが壊れていたらしい)。散歩を兼ねて取りに行くことにする。まずは中継地点のケーキ屋さんへ。前回は失敗したので今回は安泰のモンブラン。おいしい。その後、ぶらぶらと歩き…

おじさん

Lと一緒にエレベータを待っていると、一緒に待っていた年配の女性から、「おじさん、あそこ空きましたよ!」と言われて一緒に乗ったということが数日前にあった。今まで生きてきて「おじさん」と呼ばれたのはこれが初めてで、今後はもしかしたらそう呼ばれる…

夜中に雨が降る

夜、廊下に出てみると生暖かい風が吹いている。空気の匂いがぼわぼわとして、そういえば夜半に雨が降るという予報になっていたなと思い出す。 翌朝、すこし早く目覚めて (最近いつも明け方の眠りが浅い)、カーテンをそっと開けて隙間から外をうかがうと、水…