よるのおわり

日々を愛でる

春のようなお寺の日

都心に出ているR・Lと落ち合う。2月なのに気温が20℃以上にあがり、まるで春のよう。
ラッシュが終わったけれどまだ空いているわけではない電車に乗り、運良く座って仕事を進めながら、長い時間かけて移動する。目的の駅に降り立ち、合流したあと、家から持ってきたケトルを電車の網棚に忘れてきたことに気づく。これから訪れる知人にあげる予定だったのに。なんてことだ。ふだんはそういうことはしないので、やはり最近コンディションが万全ではなくぼんやりしている。遺失物センターに電話するも、まだ届いてはいないとのこと。まあなくなっても良いものだったしと気を取り直し、街を歩き始める。
人気の少ないお寺に行き、カエデの種子を飛ばしたりして遊び、ビリヤニのお昼。確かにおいしいけれど、たまにRが作ってくれるものをずっと食べていて、それがいちばんおいしく思えてきているのもまた事実。別な神社に行き、盆栽に水が与えられているのを眺めてすこし休憩した後、商店街を通り抜けて知人の家へ。
お茶を飲み、しばし休む。遺失物センターに連絡が取れて、ケトルが届いているのを確認できる。近所のお寺にまたでかけ、井戸のポンプを押したり、手水鉢の水をぱちゃぱちゃしたりして、知人宅へ引き返す。荷物を取って1駅分歩き、ジェラートを食べる。そうして、ラッシュになる前の電車に乗り、また長い時間を揺られて返ってきた。都内ではもう梅が咲いていた。
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