よるのおわり

日々を愛でる

ありふれた休日

昨年の年末をどのように過ごしていたかな…とすこし考えていて、ああそうか、こんなだ、と気づいた土曜日のこと。保育園が休みになってLがおうちにいるので仕事はできない。スーパーや市場に行ってお買い物をして、外でお昼を食べたり食べなかったりして、近くを歩いて散歩して。そうして夕飯の支度を始める頃にはあっというまに一日が終わっている。

風の匂いも空の色も、たぶんその日にしかない様子をしているのだけれど、こうしたありふれた休日の個性は見分けがつかず、記憶の底に沈んで、何をしたかも思い出すことはできない。そうした貴重な日々が積み重なって、人生というものができていくのだな…などといまさらながらに考える。