よるのおわり

日々を愛でる

島の時間

こんな時期に行くべきなのかどうかわからなかったけれど、結局、経験者の言葉を信頼して、依頼された出張に行った。昨年の同じ時期に隣の島に行ったときのおぼろげな記憶を頼りに薄着で行ったところ、こちらと同じくらい寒くて大変。気温は高めなのだけれど、さえぎられるものなく冷たい海風が吹き抜けていき、体感温度は低い。初日の夜に薄利多売なボア付きのパーカーをスーパーマーケットで購入して (ちょうどこういうのがほしいと思っていた)、結局ずっとそれを着込んでいた。これを買っていなかったら風邪をひいていただろう……。

島には灯台がふたつはあり、主要な道路から海や山に外れたところはとても美しかった。その辺にふらっと座って時間を過ごせそうな場所があちこちにあり、そうしたことを許容してくれそうな時間が流れていた。泊まった民宿もこれぞ民宿という雰囲気で、夜はぐっすり眠れた。

仕事が詰まっていたので、島をまわったり散歩したりする時間がほとんどなかったけれど、1週間くらい時間をとって、毎日をゆったり過ごすためにまた訪れたいところだと強く思ったのだった。

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