よるのおわり

日々を愛でる

2019-01-01から1年間の記事一覧

ふにゃふにゃした1日

前夜がけっこう大変だったため、今日は午前休のRとともに、ゆったり起きてホットケーキを焼き、のんびり家事をした。久々に快晴で、洗濯物と布団を干す。こういうときに限ってLはよく眠り、あっという間に時間が経ってお昼前になってしまう。Lを預け、食べに…

石獅子

10連休の終わりのほう、南のほうに行ってきた。いつもはぜんぜん人がおらず、のびのびと車を走らせて道の駅に立ち寄ったりするところが、どこも混んでいる。さすが観光地。この調子だと、中部やモノレール沿いはもっとひどいだろうな。 とはいえ、われわれは…

石とヤシ

家でお仕事をして、Lの面倒を見ていると、休みの日の時間はすぐに過ぎ去っていく。夕方前に農協に出かけて野菜をたくさん購入し、そのまま南に走ってぜんざいを食べた。その後、近くの農道を散歩して、石を見て帰ってきた。急にアブラヤシの並木が現われ、日…

湿度

昼間、また都心のほうを歩いた。そろそろ暑くなりかけた気候で風が気持ちよく、足がくたくたに疲れた。 夜中、雨が降り出し、蒸し暑くて、まるで水に浸って寝ているような気分になって起きる。Rも起きており、意見の一致を見たのでクーラーをつける。クーラ…

風邪

大移動の結果、風邪をひいてしまった。いつもは寒さにやられるので、今回は油断していたのだ。あんまりひどくはならない一方で、すぱっと治らず、ぐずぐず体調の悪い日々が続く。歳をとったな…と実感する。 それにしても、戻った翌日は大丈夫で、そのさらに…

春の大移動

飛行機と電車を乗り継いでおでかけをした。ぽかぽかと暖かい春の数日間。すこしお仕事をしたあと新大久保に行き、すっかり韓国色に染まった街を通り抜けて実にすてきで不思議なネパール料理を食べた。翌日はさらに移動し、お昼のパンはかみごたえがあってお…

週末の散歩

都心の方に行き、サンダルを買って、市場の裏のほうを歩きまわり、中国式の庭園をぶらぶらして(比較的最近できたところらしい)、お昼やぜんざいを食べたりしながら帰ってきた。1万5千歩歩いていた。

悪いオランウータン

夢の中では、RとLと他の人と一緒にコテージのようなところに泊まっている。窓の外には悪いオランウータンがいて、網戸のままだと窓を開けて入ってくる。あわてて窓を閉めるけれど、ガラスをどんどん叩いて入ってこようとする。 私の部屋は変わっていて、窓の…

ビーツ日和

ここ数日、寒い。サンダルを履いていると足先が冷えるし、夜は布団を重ねないと寒さに目がさめる。なにかあたたかいものでも…と思いながらスーパーに行くと、ビーツが半額になっていた。やった。これでボルシチを作ろう。 まるのままのビーツは思いのほか大…

休みの終わり

長い「お休み」の終わりの日曜日の夕方、ケーキを食べたいね、散歩に行きたいね、とRとおしゃべりをする。ここは西のほうだから、陽が落ちる時刻も遅い。17時を過ぎても昼間のような明るさである。 すこし車を走らせて海岸へ行き、サンゴの破片を踏みながら…

オオツルボ

宿泊したカレッジの庭では、大木の下に青い花がまとまって咲いていた。そこだけ遠くから見ても青くなっていて、まるで絵の具で塗ったかのよう。遠くから写真を撮って満足していたけれど、あの花はなんという名前なのだろうと、帰国してから気になりだした。 …

春の朝

遠くのほうに朝の太陽がのぼっていて、すこし霞んだ空気を通して、まわりの景色はピンク色に染まっていた。海のほうから風が吹いて涼しい。春の朝の匂いがして、東京だと温暖なゴールデンウィークの頃の気候だろうか。シロガシラが2羽、電線の上にとまって、…

アジトに攻め込む

悪の組織に捕らえられていたのを逃げ出した。追っ手が迫るなか、土管の中に隠れる。そこを覗きこんだ追っ手に、猫のような目で向かい合って、どうなってるのかはよくわからないけど、ひたすら無表情な目で睨んでいたら追っ手は私のことを忘れて見逃してくれ…

朝の庭

時差ぼけでやはり早く目が覚めたので、日の出の時刻にあわせて部屋を出て、魅力的な庭を散歩する。満月が浮かんでいる。 沈丁花の匂いがして、道の脇を見たら花が咲いていた。Rに教えてもらったから沈丁花だとわかるのだ。明るくなってくると、マグノリアや…

日曜の帰り道

仕事から帰ってくる日曜の夕方の道路の様子が好きだ。自転車で職場から帰ってくるとき、工場地帯なので、日曜はがらんとして、広い道路がよけいに寒々しい。追い風に吹かれて走りながら、京都の日曜の夕方は渋滞だったな…とふと思い出した。 日曜に仕事に行…

植物園

ぽかぽかと暖かい日、お仕事中のRを待ちながら、Lと一緒に小さな植物園を散歩した。 ナギという木からは良い匂いがしているように思ったけれど、木が植わっているのが道から外れたところで、近くまで嗅ぎに行けなかった。サイカチという木はふさになった豆が…

傘が壊れる

朝から強い雨が降っていて、初めてバスに乗って仕事に行った。バス停は家の近くにあるから、駅まで歩く必要はない。しかし目的地のバス停は仕事場から離れていて、多少歩く必要がある。(それでも駅から歩くよりは近い) バスを降りて歩き出すと、雨は弱まっ…

春の夜の匂い

久しぶりに、早朝まだ暗いうちに家を出た。ふわっとした匂いがして、ああこれは春の夜の匂いだったと気づく。胸がきゅっと締めつけられて、でもどこかわくわくしてくる、大好きな匂い。 春の夜の匂いは何からできるのだろうと考えながら、これまた久しぶりな…

郊外

郊外のほうの大学で研究会があり、漠たる道を、少し離れた駅から歩いていった。この大学には、博士課程にあがる前に、取り寄せのできない本の閲覧とコピーに来たことがある。たしかクリスマスの終わったくらいの頃で、図書館はがらがらに空いていた。吹き抜…

横浜歩き

目的のところまで時間があったので、歩くことにした。まずは横浜から桜木町へ。自転車のお店は臨時休業で、くねくねした道に外れて、続いて野毛へ。なかなかおもしろそうなところで、こんど飲みに来たいな。野毛から日ノ出町までは知った道で、夕飯にタイ料…

猫を追う

家の前の道の向こうを白ブチの猫が歩いてたので目で追ってみる。「にああ〜ん」としゃべりかけるような声を出したので、何かと思ってさらに前方を見ると、別なトラ模様の猫が休んでいた。どうなるのか見届けたかったけれど、白ブチもトラも歩いていき、視界…

八重瀬の桜

このあいだの水曜、桜を見に行った。南のほうへ、車を走らせて。 大きな獅子と鳥居のある謎の公園を過ぎ、おいしいパン屋を覗き、雰囲気のあるおうちでそばを食べ、目指す公園へ。 しかし肝心の桜はせいぜい2分咲き程度で、晩春のような汗ばむくらいの空が広…

コスモス

夜、布団に入ったあとで、コスモスが咲いてるから明日見に行こう、とRが言う。 そうして今日は、朝からぼんやり曇って、少し肌寒くて、春の朝の空気を思い出した。昼前に家を出て、これまでに通ったことのない道を歩いて向かう。ちゃんと通り抜けられるか心…

悪い夢

Lが夜からずっとぐずりっぱなしで、なかなか目を閉じず、眠ったあとも目を覚ましそうになる。ときどきキューと辛そうな寝言を言っている。こんなに若いときから、なにか悪い夢でもみているのだろうか。

お前と俺とは赤の他人だ

10年ぶりくらいに『東京ゴッドファーザーズ』を観た。あらすじをまったく忘れていたので、もう一度はじめから楽しめた。(忘れることにもこんなメリットがあるのだ)雪が降った東京の冬の景色や、年末年始の東京のからっぽになった雰囲気を思い出して、ああい…

100日会

子供の産まれた病院で、生後100日のお祝いの会があった。実際にはまだ100日ではないけれど、産婦人科が昨年末で閉鎖になっており、100日以下でもすべての子供をまとめてお祝いしてしまうということになったそうな。キリスト教系の病院なので牧師さんの話があ…

末吉の森

歯医者の付き添いでお出かけしたあと、前々から行きたかった食堂でお昼。ゆし豆腐もふーもおいしくて、定食にはチキンカツやらぜんざいやらもついてきた。どうりで繁盛しているわけだ。その後、車で通り過ぎるときにふと見かけた公園へ散歩に。見かけたとき…

バゲットは昼から

ホームパーティをした。キノコのアヒージョ、アボカドとトマトのグァカモレ、ニンジンのラペ、鶏ムネ肉のチキンステーキ、レタスとルッコラのサラダ、そのほか生ハムやチーズやオリーブの実など。バゲットはどこも昼過ぎからしか作らないとのことで、入手で…

オレンジの風車

朝、ちょっと暖かい空気の中で、夜が明けようとしている。遠く向こうに、オレンジ色の朝日に染まった大気の中に小さな風車が回っているのが見えて、あそこでは今、風が吹いているのだなとわかる。 のちほど、珍しく早くに起き出してきたRが、今日は空が真っ…

猫の人

夢のなかで、私たちは本当は猫だった。昼のあいだだけ、ヒトの姿かたちをしている。しかし世の中のほぼすべての人びとは実は狼で、私たち猫は猫であることがばれると迫害されるため、秘密結社を作っていた。