よるのおわり

日々を愛でる

アガラガラ

研究打ち合わせが終わったあとに、遺跡見学につれていっていただく。昼もだいぶ過ぎた遅い時間、お昼ご飯も食べずに、宿舎を通り越してどんどん山奥へ。どこかレストランにでも寄るのだろうか…と思っていたけれど、ランドクルーザーがごとんごとん揺れる本当の山道に突入。同行者は「おそらくBBQをするのだろう」と言う。

果たしてそのとおり、1時間ほど車が走ったあとについたのは、この島の反対側の静かな入り江。泳ぐにはまだ寒すぎるけれど、真っ青な海が広がり、向こうのほうには灯台が見える。実はここにも遺跡があり、そこの見学と調査をひとしきり済ませたあと、横で準備されていたBBQに参加することになったのだった。

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途中、海岸に打ち上げられているふかふかしたものを指して、あれは何かと現地の研究者に訊く。彼らは、アガラガラだ、と言う。海藻のようなものらしい。ひとりが胸ポケットからチョコレートを取り出し、これに入っている、と言う。海藻入りのそんな不思議なチョコレートがあるのか…。後で調べると、本当に売られていた。(そしてお土産に購入した)

その場ですぐにメモを取らなかったので、「アガラガラ」だったか「グリンゴリン」だったか、よくわからなくなってしまった。博物館にもこの標本が展示されていけれど、それもメモするのを忘れてしまった。記憶にある限りはアガラガラだったと思っているのだけれど、本当はもっと違った名前だったかもしれない。

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奇跡いくつか

精神的にハードな3週間を終えて、なんとか目的を達成して無事に帰国し (まるで奇跡のように思える)、休暇なんだかライフイベントの準備なんだかよくわからない数日間を過ごしていた。ここに帰ってくると、本当に帰ってきた、という気がする。

朝の道端で見たアフリカマイマイの干からびた殻にはギンバエが張り付いていて、夕方同じところを通っても、同じように張り付いていた。よほど好きなのだろうか? あるいはギンバエも干からびているのかしら。

暇をみつけて泳ぎに行った海は、平日の午前中だったこともあって、愉快なほど空いており、調子に乗って泳いでいたら水中メガネをどこかに落としてしまった。半分諦めながら、水中に目をやりつつ泳いでいると、水色のプラスチックが海底に見えて、手をのばして拾ってみたら、まさに落とした水中メガネだった。こんなこともあるのだな。

カラスの練習

朝、森の端っこで、カラスが2羽飛んでいた。一方は小さくて、なんだかおぼつかない飛び方をしていたので、コドモが飛び方の練習をしていたのかもしれない。

日が昇ると、白い光の下で、湿度の低い浜風が吹いていた。こういう気候になると、なんだか秋になってしまったような気がする。

夢、もりだくさん

暴風が吹き荒れるなか、人々とともに、だだっ広い校庭のようなところを駆けていた。岩石が飛んできたり、幹の周囲が4-5メートルはあろうかという大木が倒れてきたりした。それらを上手にかわして逃げながら、建物の中に駆け込んだ。


調査地のベッドに眠っていたが、うっかり、ダニよけマットを敷くのを忘れていた! 布団の下をめくってみてもたしかに入っていない。しかし布団はなんだかいつもより小さいような気がした。


風邪を引いて、演劇の講演の催しを辞退して、宿泊先のベッドで寝ている。額に当てた保冷剤が気持ち良い。


ずらっと居並んだ人々とともにデンマークの公園を散策しており、東屋で休憩をとる。話してみたい人がいて、その人の近くに座ることができる。


こんな夢を一晩で見た。ほかにもあったけれど、覚えていない。